雪が舞う中、サカジロオーが抜けてくる!

この記事をシェアする

トピックス

土曜京都4R
3歳新馬
ダ1800m
勝ちタイム1.54.3

サカジロオー(牡3、父アドマイヤムーン・栗東、大根田厩舎)

※※雪が舞う中、サカジロオーが抜けてくる!

朝から雪が舞う京都競馬場。このレースの時は陽もさして青空が見えながらも雪が降りてきていた。残り少ない今年の新馬戦だがここもフルゲート。マイペースで逃げたエイコーンパスをキッチリと差したのはアドマイヤムーン産駒サカジロオー。速い上がりを差しきった脚はなかなかなものでタイムも新馬戦としては申し分のないもの。

内では2番人気のメイショウインロウの出が悪い。スッとエイコーンパスが出て行く。それをサトノシーザーがピタっとつき追っていく流れだ。2コーナーを過ぎていくあたりから流れは落ち着きだし13秒台のラップとなる。3番手のダンツスウィフトがサトノシーザーの外へ半馬身差と接近していく。その後ろではスマートファミリアが内でじっと我慢している。向こう正面では遅い流れにしびれを切らした感じでリアライズバリメタが少し順位を上げる。ここらではメイショウインロウはもう大きく離れた最後方。何かあった様子だ。3コーナーを過ぎて前は軽快に飛ばす。残り3ハロンとなって2番手のサトノシーザーが間合いを詰めていく。ダンツスウィフトも同じく上がる。直後には3頭が並び、スマートファミリア、サカジロオーが馬群の中でいい感じで追走している。4コーナーを廻る時には前5頭がズラっと横一列になる。クイーンバゴ、リアライズバリメタが加わった。しかしカーヴを廻って真っ直ぐにゴールを向いた時には、結局外を廻った馬は置かれ気味となる。

一番内にはエイコーンパス、その真横にサトノシーザー。その外へと上がってきたのがサカジロオー。内にはスマートファミリアとその4頭が後続との差を広げ始めた。粘るエイコーンパス。追うサトノシーザーだが、その後ろのサカジロオーの伸びがいい。国分優Jの左ステッキが入ると小刻みに脚を使いながら伸びて行く感じだ。並んでかわして行くが、もう手綱を押すだけで加速していく。サカジロオーが抜け出してゴールを通過していった。
最後の2ハロンが12.1~12.2とかなりの切れである。稍重の馬場コンディションとは言え新馬戦でこのタイム、この上がり脚。それも道中は馬込みの中で辛抱させていている。内々の経済コースを通り、最後は末脚を炸裂させてとレースぶりも悪くない。これは面白い馬になりそうだ。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。