ディープインパクト産駒、エアカリナンが内から抜け出す!

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トピックス

おばに米GI馬を持つエアカリナン

土曜阪神6R
3歳新馬・牝
芝外1800m
勝ちタイム1.51.4

エアカリナン(牝3、父ディープインパクト・栗東、藤原英厩舎)

※※ディープインパクト産駒、エアカリナンが内から抜け出す!

新馬戦も残すところ後3週間。除外馬も出た牝馬限定戦を制したのは、ディープインパクト産駒のエアカリナン。道中は好位の少し内めで待機。直線入り口は迷わず内を目指す。ゴール1ハロン前では、逃げたシンコームーンと内ラチの間の狭い処を抜けて行く脚が速かった。終わってみれば、1馬身以上の差を開けての勝利であった・・・。

スタートを決めるのが、新馬戦のまず最初のポイントでもある。エアカリナンもクイーンリヴィエラも互角と言っていい程に他馬よりも速い方の出だった。ポンと出て好位をキープする。これがまずやりたい事であろう。エアカリナンはまさしくそんな乗り方。
シンコームーンが出て行って、シーズオブタイムがスッと2番手、外からエーシンクラリオンが3番手。その後にエアカリナンが控える形だ。ここらではクイーンリヴィエラも同じ様な位置にいたのだが、その後で少し順位を下げてしまう。物見をしたそうで、ややヒルんだ様子だ。

そこらで内めにいれるエアカリナン。もうこれ以上ない位置取りとなる。逃げたシンコームーンにエーシンクラリオン、フィリラが外から3番手に上がって、その後にシーズオブタイムとエアカリナンがその外へ並んで追走して行く。先行集団はますます固まってユッタリと進み、1000メートル通過が1.02.8と遅い。そのまま4コーナーへと入って行く。

直線に入ってきた内にいたシーズオブタイムが、逃げるシンコームーンの外へ出す動きを見せる。その開いた内にスッと入っていくエアカリナン。後ろにクイーンリヴィエラがいたが、その前でスッと動かれてしまう。ここらでやっとペースが上がって11.3をマーク。逃げ粘るシンコームーンの外を一旦向いた格好だったが、内に切り替えたエアカリナン。最初はなかなか間に入っていけない感じだったが、残り100メートルのオレンジ棒を過ぎたあたりで、シンコームーンの内を抜き去って前へと出て行った。

2着争いがけっこう忙しくなり、外からペプチドヒノトリが加わって、内からシンコームーン、シーズオブタイム。そしてペプチドヒノトリとなったが、シーズオブタイムが最後のひと伸びで確保。
惜しかったのがペプチドヒノトリで、前半から頭を上げたりと若い処を出していたが、直線だけでかなりの脚を使って来ていた。

エアカリナンは、競馬センスが良さそうな馬でもある。性格もおっとりとした馬な様でまだまだ奥のありそうな感じだ。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。