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ココもディープの仔、エロイカが最後は馬ナリで完勝!
2012/3/6(火)
半兄にシンボリインディがいるエロイカ
日曜阪神5R
3歳新馬
芝外1600m
勝ちタイム1.38.5
エロイカ(牡3、父ディープインパクト・栗東、藤原英厩舎)
※※ここもディープの子供。エロイカが最後は馬なりでの勝利だ!!
3頭のディープインパクトの子供が出ていた。エロイカは他のディープインパクト産駒とは違う体型。腹袋がしっかりとしていて、細さはまったく感じさせないもの。むしろ好馬体の馬である。テディービンが先行した馬の直後からタイミング良く抜け出す。しかしその後ろからのエロイカの脚勢が、ちょっと違い過ぎていた。脚の回転がまるで違うのではと思えるほどに、あっと言う間に前を捕えて最後は流し気味なフィニッシュ。真っ直ぐと伸びていく感じは《ちょっと次元が違ったかな~》と思わせるものでもあった・・・。
朝はそうでもなかったが、昼ぐらいからもう空はドンヨリ。時折、小さな雨が降って来ていた。外枠がダラっとした出の悪さ。ダッシュ良く出たのは、タニノの勝負服のテディービン。先手かと思えたが、内からの出を見る。すると内からフィックルスターと関東馬コスモヴィネガーが出て行く。テディービンがポツンと3番手で納める。
2ハロンを経過。サティスファイ、そしてエロイカと続く。前はコスモヴィネガーが先に出て2番手フィックルスターなっている。その2番手に少し接近して行ったテディービン。そして2番手フィックルスターの外へ馬体を並ばせていった4コーナー手前である。
エロイカが4番手に上がって追走する。マイネルハートレーもマーティンボロも中団あたりに位置している。
直線に入ってきた時には、もうテディービンが前の2頭の横、いやもうその前へ出てきている。その3,4馬身後ろをエロイカが上がって来ている。ポカッと空いた内廻りの4コーナーを先頭で通過して行くテディービン。もう逃げた2頭とは脚色が完全に違う。ラスト300を通過して逃げ込みを図る。しかしその後ろでは、エロイカの浜中Jが左ステッキを一発入れる。すると3馬身あった差があっと言う間に狭まって、テディービンに迫る。そして難なくかわして行く。チラっと内のテディービンを観ながら、そしてオーロラビジョンをも確認した様子で、後はもう微動だにしないフォームと手綱でゴールを通過していった。
何と最後の2ハロンめは10.8である。これは切れる。最後1ハロンの12.4はそれこそ流していたものであり、もっと短縮は当然な数字であろう。着差はたった1馬身だが、物凄く大きな差を感じたものでもあった。
3着にはタニノシュヴァリエが終いなかなかの脚を使って来ていた。
昨日のエアカリナンといいこのエロイカといい、藤原英厩舎の3歳馬。ともにディープインパクトの子供であったが、実に競馬が上手いし能力を感じるものでもあった。次走はもっと走れそうである。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
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