カレンチャンが引退 来年1月20日に引退式

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JRAは15日、昨年のスプリンターズS、今年の高松宮記念の勝ち馬で、昨年の最優秀短距離馬に選出されたカレンチャンが引退することを発表した。

なお、来年、1月20日(日)の昼休み、京都競馬場で引退式、当日に「カレンチャングッズ抽選会」を開催することもあわせて発表している。

カレンチャンは09年12月26日にデビュー。デビュー2戦はダート戦だったが、徐々に実績を積み重ねると、4歳となった昨年2月の山城S(1600万下)での勝ち星を皮切りに連戦連勝。重賞4連勝で一気にスプリンターズSも制し、スプリント界の頂点を極めた。

その後、同厩のロードカナロアに1番人気を譲ったものの、新装中京競馬場で初めてのG1となる今年の高松宮記念を制し、春秋スプリントG1制覇を達成。この秋はスプリンターズSで惜しくも2着。ラストランとして挑んだ先日の香港スプリントでは不利もあって7着となった。今後は、競走馬登録抹消後、北海道千歳市の社台ファームで繁殖馬となる予定。

同馬は半兄に京阪杯勝ちのスプリングソングがいる血統。馬主は鈴木隆司氏、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「冠名+愛称」。JRA通算獲得賞金は4億4906.1万円(付加賞含む)、海外通算獲得賞金は481.29万円。

カレンチャン
(牝5、栗東・安田厩舎)
父:クロフネ
母:スプリングチケット
母父:トニービン
通算成績:18戦9勝
重賞勝利:
12年高松宮記念(G1)
11年スプリンターズS(G1)
11年阪神牝馬S(G2)
11年キーンランドC(G3)
11年函館SS(G3)

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