【皐月賞】ミヤジタイガの岩元師｢前回がホンマもんやったら…｣

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14日(日)に行われる皐月賞(G1)に出走予定のミヤジタイガ(牡3、栗東･岩元厩舎)を管理する岩元市三調教師の共同会見(10日)は以下の通り。

－：ミヤジタイガを管理する岩元調教師にお話を伺ってまいります。有力馬でクラシックに臨む当該週というのは、やはり気持ち的にも違いますか？

岩元市三調教師：ヘヘッ(笑)。まぁそう変わらんですよ。

－：テイエムオペラオーの印象が強いのですが、それを彷彿とさせるような皐月賞へのワクワク感、そういったものはありますか？

岩：ん～～。どうかな、ちょっと褒め過ぎ違うかい(笑)？

－：弥生賞2着と堂々とトライアルで良い着順でした。まずは前走を振り返っていただけますでしょうか。

岩：その前は勝てるやろうと思って使ったレースで4着、4着とか勝ち切れないからね。大したことないんか、と思っとったら、終いでもうひと伸びしてくれたから楽しみができましたね。

－：新馬を勝った時も期待感を感じていたのですが、ここまでの成長度合いというのはいかがですか？

岩：ん～～まぁ普段のイレ込みは随分とマシになって、そのへんがこの間の結果に繋がったのかな、という気がしますけどね。

－：持っている素質そのものはいかがですか？

岩：そういう持っているものを出せるようになったというかね。この間は。あれがホンマもんやったら今度もそれなりの競馬になりますよ。今日の動きも良い動きや。

－：その良い動きという今日の追い切りについて伺いたいと思うのですが、柴田善臣騎手騎乗でCWコースで追い切られました。どのような指示を出されたのでしょうか？

岩：終いをサッと伸ばすくらいで。それくらいですわ。

－：感触としては先程、良い調教と仰っていましたが、いかがでしたか？

岩：前走が終わってからも良い感じで来ていますので、良い状態で出走させられますね。

－：次は大舞台ですけれども、試金石といった感じもあると。

岩：ん～メンバーも揃うしね。他はこの後ちょっと良くなるような感じの使い方をしとったからなぁ。その辺があるから、そう強気とまではいかんですけど、それでもこの間くらいの力を出せれば、そんなに無様なことはないと思います。

－：お父さんのネオユニヴァースもこれを制して、その子供達も皐月賞を制していますけれども、血統的背景も後押ししますね。

岩：まぁ、そうかな(笑)。

－：中山はここまで1勝、2着1回、差のない4着1回ですが、中山への適性、2000mのコースというのはいかがでしょう。

岩：イレ込む割りには遠征競馬を苦にせんのですわ。普段うるさいんですけどねぇ。最初に中山に行った時から。やはり輸送に強いタイプですかね。

－：その辺りは心配されていないと。

岩：はい。実際に中山で好成績が残っているからね。東京でやるよりは良いか分からん。ハハハ(笑)。

－：今回は柴田善臣騎手が初騎乗ですけれども、背中を感じてもらいたいという意図があったのかな？と柴田騎手も先ほど仰っていました。そのコンタクトというのはいかがでしたか？

岩：普段のうるささというかね、下見所で騎乗してから馬場へ出て、返し馬でも少しうるさいんですよね。その辺のタイガの気性や仕草を掴んでもらおうとね。それでお願いしてこっち(栗東)で乗ってもらったんです。

－：コミュニケーションを取れている感じでしたか？

岩：えぇ、今日は彼も運動から乗ってもらって。まぁベテランですしね。

－：ここのところ坂路で追われていましたが、CWでしたね。

岩：いつもCWでやっとるんです。

－：じゃあそのまま慣れたコースでということで。

岩：えぇ、コースはどうこう言うことないです。栗東におるんやから。はい(笑)。地元の馬場やし言うことないです。まぁ今日は良い動きだ。あれくらい動ければ良い勝負になる。

－：冒頭にも言いましたが、勝てばオペラオー以来の皐月賞勝利となりますけれども、クラシックを目指す今のお気持ちをミヤジタイガのファンに向けてメッセージをお願いします。

岩：ん～メンバーが揃うから勝ち負けとは言わないけれども、ただ良い競馬にはなるという気持ちは持ってますけどね。

－：じゃあもう我々も期待して良いと。

岩：えぇもうそれはね……健闘されて(笑)。

－：ありがとうございます。