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【3回阪神】マイネウェリナ…小平奈由木の注目新馬レポート
2013/6/11(火)
注目の新馬【3回阪神】マイネウェリナ
マイネウェリナ
(牝2、美浦・斎藤厩舎)
父:キングカメハメハ
母:フェリアード
母父:ステートリードン
昨シーズンはディープインパクトの躍進により、2年続けて守ってきたリーディングの座を明け渡したとはいえ、勝利数、獲得賞金とも大幅に上積みしたキングカメハメハが父。様々なカテゴリーに勝ち馬を送り出しているうえ、成長力にも定評がある。この世代も一流の繁殖を集め、信頼度は断然である。
母フェリアード(その父ステートリードン)は2勝をマーク。その半兄にアンタレスSなどダート重賞を4勝したエムアイブランがいる。同馬の半姉がテイエムプリキュア(阪神JF、日経新春杯、エリザベス女王杯2着)、テイエムハリアー(京都ハイジャンプなど現10勝)は半兄にあたる。セレクトセール(当歳)にて1260万円で落札。ラフィアンターフマンクラブの所属となり、総額2500万円で募集された。
前向きな性格であり、小柄なスタイル。ビッグレッドファームの真歌トレーニングパークでの育成時もきびきびした動きを見せていた。美浦への移動は5月8日。環境に慣らしながらゲート練習を進め、2回目のチャレンジで24日の試験に合格した。セーブ気味のメニューで仕上げられたが、いかにも初戦向きの個性である。一時は減っていた馬体も維持し、400キロ程度でデビューできる見込み。
6月16日(日)、東京の芝1600mでデビュー。鞍上は調整中。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判になっている。
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