【スプリンターズS】「悪くない」初の電撃戦でリベンジ誓うグランプリボス

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9月29日(日)に行われるスプリンターズS(G1)を予定しているグランプリボス(牡5、栗東・矢作厩舎)が、マイルG1を2勝の実績を引っさげて、いよいよスプリント戦に初参戦となる。
レースへ向けての最終リハとなった25日(水)の最終追い切りでは、美浦から駆けつけた内田博幸騎手が2週続けて騎乗し、坂路で4F50.4-37.0-24.8-12.8秒をマーク。併走した僚馬を追いかける形で、最後は大差先着してみせた。

「先週、先々週といい形で追い切りもこなしています。休み明けにしては、馬の状態はいい形で迎えられているんじゃないかなという気はしますね。馬を見ても、いい筋肉の張りをしていて、そんなに“休み明け”って感じではないですし、心配することはないんじゃないかなと思います。ただ、なにせG1ですからね。強い相手と戦わなきゃいけないので。初の1200ということで、未知数なところはたくさんあります」

と語るのは先週から栗東入りしている内田博幸騎手。宝塚記念時にも、長期にわたってゴールドシップとの調教を施すことで、パートナーの復活に一躍を担ったが、内田騎手の栗東滞在は、初の電撃戦に挑むグランプリボスにも心強い限りだろう。そして、内田騎手にとっても、グランプリボスとのコンタクトを図る意義は前走にあったようだ。

「安田記念はうまく馬群を捌けてはいなかったし、外に出せなかったということもあったので、なんとかリベンジしたいという気持ちはあります」

内田騎手自身は、栗東滞在もあって、宝塚記念での巻き返しに成功した上半期だったが、グランプリボスと挑んだ安田記念は、道中で掛かって、直線では行き場を失う、悔しい内容での10着。それだけに巻き返しに執念を燃やしている。

そして、今回、最大の焦点となるのは初の1200m戦であることに違いない。掛かっていく気性、父が同レースを連覇したサクラバクシンオー、という要素を考えれば、プラスに働くであろう条件だが……。

「千二は向いてもらいたいと思うし、悪くないんじゃないかな、という気持ちは正直あります。なんとか良い結果に結び付けられたらと思っています」

これまでに頑なに閉ざしていた「1200m戦」という切り札を、遂にきったマイル王。自身の主戦場であったマイル戦で惨敗を喫した、安田記念の雪辱を晴らすべく、スプリント戦線の猛者に勝負を挑む。