追い出しを待つ余裕、レーヴデトワールが初陣を飾る!

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13年10月5日(土)4回京都1日目5R 2歳新馬・牝(芝1600m)

レーヴデトワール
(牝2、栗東・松田厩舎)
父:ゼンノロブロイ
母:レーヴドスカー
母父:Highest Honor


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圧倒的な人気のレーヴデトワール。先に抜け出したダイヤモンドハイがギリギリ粘ったかと思えるゴール前だったが、レーヴデトワールがハナの差だけ先んじていた。川田Jはステッキを入れないで、手綱の操作だけで追う。それがまるでムチが入っているかの様な技。最後の2ハロンが11.1~11.2と、凄い上がり勝負の中でキッチリと交わす芸当だった。
松田博厩舎・川田Jのコンビが、またまた走る牝馬を送り出してきた…。


パドックから馬を観ていて、比較的どの馬も大人しい。ディープインパクト産駒のフェイブルネージュが少し入れ込みだしたぐらい。返し馬への入り具合はレーヴデトワールがいい感じに見えた。

ジワっとした感じで、ダンスママが先頭に立っていく。イエスオッケーが半馬身ぐらいの2番手、ダイヤモンドハイ、ミューラルクラウンがその後。3列めにレーヴデトワールが控える。最後方のアガペーだけが馬群から2馬身ぐらい離れているが、後は隙間なく続く固まりで進む。

坂の昇りの前半3ハロンを36.1で入る。ユッタリだ。そこから坂を上って下っていくのだが、なおペースは緩やかになっていく。レーヴデトワールがで前から3馬身差ぐらいの7頭目。
残り600のハロン棒を通過する時には、さらに馬群が固まる。4角を廻る時には前が3頭併走、ダイヤモンドハイがいい感じで先頭を伺う。その真後ろをレーヴデトワールが待っている。先頭のダンスママのすぐ後ろを、ミューラルクラウンが、これまたいい手応えで機をうかがっていた。

直線に入ってきた時には、レーヴデトワールは外へ出して、ダイヤモンドハイのすぐ後ろ1馬身まで迫って入ってきた。
残り300のオレンジ棒を合図の様に追い出す各馬。しかしレーヴデトワールの鞍上川田Jはまだ追わない。そして残り1ハロンを通過するかの瞬間に、外をチラっと確認してから追い出す川田J。外からフェイヴルネージュも上がってきていたが、4角を廻ってすぐに追い出していて長く脚を使っている。前の2頭、ダイヤモンドハイとレーヴデトワールの2頭とは伸び脚が違ってきた。

左ステッキを入れて逃げ込まんとする太宰Jのダイヤモンドハイ。独特の腰を下ろしてまた上げる追い方の川田Jが追う。ゴール間際で、外レーヴデトワールのハナが先に出たのが見えた。内でミューラルクラウンが、前が開くのを待つ時間が長くて脚を余したのかと思ってP・Vを観たが、それ程でもなかった。
家に帰ってビデオを観ると、4着ルールビクトリアの脚がなかなか。インから外へ出して3着馬フェイブルネージュの後を追う様に伸びてきた脚がなかなか。ここらが次走の狙い目なのだろうか。

それにしてもレーヴデトワールの切れ味である。さすがレーヴディソールの妹だ。それにしても、今年は牝馬にいい馬が多い様だ。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。