【新潟2歳S】カシノハリウッド12秒3「馬は本当に良い」

27日、新潟2歳S(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。カシノハリウッド(牡2、栗東・牧田厩舎)は助手を背に、この中間6本目の時計となる坂路での最終調整。びっしりと追われると、4F55.9-40.2-25.7-12.3秒をマーク。開場直後の馬場を単走で駆け抜けた。

「ラスト1F12秒3で動いてる。それも道中で左トモを落鉄してたんですよ。ハープスターみたいにならないかな(笑)。まあ、それは冗談としても、馬は本当に良い。ソエを気にしながらだった前走時よりも、負荷をかけて調教ができていますからね」と古閑調教助手。最終追い切りで左前を落鉄するも、札幌記念を制したばかりのハープスターにあやからんと、冗談交じりに笑顔を覗かせた。

新馬勝ちの1戦1勝馬が名を連ねるメンバー構成の中、初勝利までに3戦を要したキャリアは不利に映るが、「相手は強くなるけど、新馬戦、2走前と差がなかった勝ち馬はともにオープン勝ち。この馬だって能力を秘めてると思います」と望みを託す。兄のカシノピカチュウも2度の重賞2着は二桁人気でのもの。23、2、1着とパフォーマンスを挙げてきた上昇度、マイルを2度経験したアドバンテージを活かし、人気馬に一泡吹かせたいはずだ。