【スプリンターズS】1週前 マヤノリュウジン激走再び「良い条件」

24日、スプリンターズS(G1)の一週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。マヤノリュウジン(牡7、栗東・庄野厩舎)は坂路で助手が騎乗して、単走での追い切り。中2週の間隔、ここまでのローテーションも考慮されて、4F54.6-39.4-25.7-12.8秒と終い重点の内容だったが、ラスト1Fはこの馬らしい末脚を披露した。

追い切りを見守った庄野靖志調教師は「コンスタントに使ってきてるし、そんなに強い調教はいらないからね」と調整の意図を語ったが、デキ落ちを感じさせない動きに、納得の表情を浮かべた。

セントウルSでは上がり最速となる32秒9の脚を繰り出すも、5着に敗退。しかし、今夏は終いに徹する競馬で2連勝。G1・3着馬が復調のキッカケを掴みつつある。

「前走でも最後は良い脚を使って伸びてきた。新潟も差し馬向きの馬場。ウチには良い条件だよね」と師はほくそ笑むが、スプリンターズSは昨年、15番人気の低評価を覆し、激走してみせた舞台。コースは違えど、使い込まれて外差しの利く今の馬場は好材料。今年もダークホースの雰囲気を漂わせている。