【オークス】アンカツが断!「桜花賞馬エンブロイダリーの死角」と前走ワケアリの逆転候補

ブエナビスタでオークスも勝っている安藤勝己さん

ブエナビスタでオークスも勝っている安藤勝己さん


2025年のG1予想も絶好調!

各種メディアやYouTubeで活躍中の「アンカツ」こと安藤勝己さんがオークス(G1、東京芝2400m)を、元ジョッキーの視点から予想します。

アンカツさんは2009年に名牝ブエナビスタに騎乗してオークスを勝利。今回も実際に勝った経験を踏まえて分析してもらいました!

☆ポイント☆
  • 桜花賞1~3着馬と東京芝2400m適性

ファンの皆さんもよくご承知のとおり、年にもよるがオークスは桜花賞の上位組が強いレースや。

この時期の3歳牝馬はよほど短距離色が強くない限り、乗り方次第で距離はこなせるからな。特に今年は桜花賞1~3着馬はそれぞれ個性があって粒揃いや。前走で渋った馬場を経験しとるのも心強いで、着順は入れ替わっても3頭の争いになると見とる。

その中でも1頭だけ注意が必要そうなんが桜花賞馬エンブロイダリーやね。アドマイヤマーズ産駒で2400mがベストとは言えんし、桜花賞はモレイラがメチャクチャ上手く乗っとった。

あと3走前に1400mの1勝クラスに使ったのが引っかかる。1800mで未勝利を勝った馬が距離を詰めるのは基本的にエエことでは無いで、間隔は詰まるけど状態さえ整えば、この馬の適性的にはNHKマイルCの方が良かったかもしれん。

その辺は陣営も重々承知で使ってきたんは、同世代の牝馬同士なら2400mでも勝ち負けできると踏んだんやろね。鞍上も主戦のルメールに戻るわけやし、3番手以下には評価を落とせんわな。

逆に桜花賞2着アルマヴェローチェ、同3着リンクスティップは、距離延長でエンブロイダリーを逆転できるかもしれん。どちらも道悪不問やし、雨量次第で2頭にとっては“恵みの雨”になりそうや。

桜花賞1~3着馬に割って入るとすれば、オークスを見すえて長い目の距離に使ってきた別路線組やろ。その中でもオレが注目しとるんは【アンカツG1予想】で☆(◎○▲以外で勝てる可能性がある穴馬)を打った逆転候補や。

前走はスタートで後手に回って展開が向かんかった上、ぶつけられて外傷を負う不利もあった。2走前は強かったし、ここまで全てが1800mでいかにもオークスを意識してきたローテなのもエエね。

これまで道悪の経験は無いがパンパンの良馬場より多少渋った方が良さそうやで、スムーズな競馬ができれば上位争いに加わっても驚けんで。

2009年に名牝ブエナビスタに騎乗してオークスを勝利!アンカツさんのオークス最終結論は【アンカツG1予想】で公開中です!

(元JRA騎手)