【スプリンターズS】春のリベンジへ! ストレイトガール

1日、スプリンターズS(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。ストレイトガール(牝5、栗東・藤原英厩舎)は助手が騎乗してCWコースを単走で追われ、ゴール前でサッと仕掛けると鋭く反応。5F69.1-52.7-38.2-11.8秒で最終リハを終えた。

先週、先々週と主戦の岩田康誠騎手が調教に跨がり、今週は厩舎が万全のケアに努めてバトンタッチ。「状態は絶好調と聞いています」と数多くの名馬を送り出している名門厩舎の仕上げに全幅の信頼を置いている。

春は高松宮記念、ヴィクトリアマイルで連続3着。そして前走の函館スプリントSはまともに前が詰まって11着と悔しい競馬が続く。「今回はG1ですし、取りこぼせないというか、勝負しなきゃいけない」とここにかける意気込みは相当なもの。春の悔しさを晴らす時はすぐそこまで来ている。



10月5日(日)に行われるスプリンターズS(G1)の共同記者会見が、栗東トレセンにて行われた。

ストレイトガールに騎乗予定の岩田康誠騎手の一問一答は以下の通り。

●どこからでも競馬が出来る強みを

-:先週、調教に乗られたんですよね。

岩田康誠騎手:そうです。先週、先々週と2回乗せて頂きました。

-:背中から伝わってくるものはいかがでしたか?

岩:本当に落ち着いて追い切りも出来ましたし、状態の良さを感じました。

-:写真で見ても、今日の追い切りでも見ましたが、馬体はピカピカですよね。

岩:そうですね。状態は絶好調だと聞いてますので。

-:このところずっと騎乗されてレースをされてるんですが、ちょっと運のないところもありますよね。

岩:前回のレースでは詰まった形になってしまったんですけど、今回はG1ですし、取りこぼせないというか、勝負しなきゃいけないなと思います。

-:この馬は2歳で1勝、3歳で1勝、その3歳の時に岩田騎手が初めて跨った訳なんですけど、馬として変わってきているところはありますか?

岩:滞在競馬が合う馬だったんですけど、歳を重ねるとともに落ち着きも出てきましたし、ひと回りもふた回りも成長して、ガッシリした女の子になったと思いますね。

-:最大の特徴、セールスポイントというのはどういった面ですか?

岩:スピードもありますし、瞬発力もありますので、どこからでも競馬が出来る強みがあります。

-:どんな競馬も出来るという話ですが、今回はG1です。今どういうふうなイメージを描いてますか?

岩:良馬場でやらせてあげたいです。中京の時は雨で末脚を削がれてしまったんですけど、それでも3着にきてくれましたし。能力はピカイチだと思います。

-:今回は中山ではなく新潟。岩田騎手もこの夏、新潟でも騎乗されました。どのようなレースを描いていますか?

岩:馬場も結構悪くなってきているのでね。みんないいところを通りたいんですけど、良馬場であればね、ストレイトガールは耐えてくれると思うので。なんとか頑張って欲しいです。

-:名前もストレイトガール、わかりやすいということもありますが、ファンの多い馬ですよね。ファンの皆様にひとことお願いします。

岩:このチャンスを生かして勝利に導きたいと思います。応援、よろしくお願いします。