【エ女王杯】メイショウマンボ 飯田祐史調教師一問一答

11月16日(日)に行われるエリザベス女王杯(G1)の共同記者会見が、栗東トレセンにて行われた。
メイショウマンボ(牝4、栗東・飯田祐厩舎)を管理する飯田祐史調教師の一問一答は以下の通り。

●結果が伴わず「どうしてかな……」

-:今日は坂路を勢いよく上がってきました。追い切りのテーマ、指示などを教えてください。

飯田祐史調教師:いつも坂路はいい走りをするのですけれど、ゴールまでしっかり走らせる目的を持って、最後1ハロン過ぎるまでは相棒の後ろにいて、1ハロン過ぎてから並んでくるようお願いしました。予定どおりの内容でしたね。

-:ジョッキーではなくスタッフが騎乗されてということなのですが、そのあたりの意図を教えていただけますか?

飯:先週、先々週とジョッキーに乗ってもらったのですが、やはりジョッキーに乗ってもらうと、いくらかカイバの食いが落ちるというのと、テンションが上がりすぎてしまうので、「修復の利く1週前、2週間に乗ってもらって、今週はこちらで」という話をしてこうなりました。

-:こちらも予定どおりということなのでしょうか?

飯:ハイ。全部相談してやっていますので。

-:前走なのですが、着順としては大きく崩れたという形になりましたが、振り返っていかがでしょうか。

飯:こちらとしてはいいデキで臨めたと思っているのですが、結果が伴わないので、どうしてかな、ということをずっと考えてやってきました。

-:その後のメニューというのは変わったのでしょうか?

飯:いえ、今までやってきたこととほとんど変わりなく、ジョッキーに乗ってもらってしっかりやってもらったという程度で、日頃何を変えたというのはしてませんし、体調はずっといいので、そのままいい感じできていると思います。

メイショウマンボ

●体調が悪いとは思わない

-:先週、武幸四郎ジョッキーが乗って、その時には「動きは文句なし」と。「あとは気持ちの問題」とおっしゃられていたのですが、その精神面というのは、管理されている側から見て変わってきたなという思いはありますか?

飯:いくらかピリッとしてきましたし、日頃スタッフが乗っても苦労するくらい行きっぷりも良くなってきましたし、一度競馬をしたということ、ひと叩きで気が乗ったというか、それが一番大きいのかと思います。

-:この馬は、必ず一度叩いたら次に結果を残していますものね。

飯:厩舎がしっかり仕上げられないだけかもしれないですけど、一回使ったほうが気持ちが乗って体も引き締まるといいますか、動きもシャープになりますし、そういう傾向にはあると思います。

-:去年の秋口は無類の強さを誇りました。勝利からちょっと遠ざかっているのですよね。

飯:今年は勝ててないので、たくさんの方の期待を裏切っている形になっていますけど。

-:ファンが非常に多い馬でもあります。そのファンの皆様に、今回のレースに向けての抱負をお願いします。

飯:ずっとここを目標にチーム皆で相談してやってきましたし、乗ったり見たりしていて、体調が悪いとは思わないので、いい競馬をしてくれるのではないかと。応援してください。