トピックスTopics
【5回阪神】マロンベル…小平奈由木の注目新馬レポート
2014/12/2(火)
マロンベル(牝2、栗東・須貝尚厩舎)
父:ハーツクライ
母:ミスベルベール
母父:Bering
有馬記念やドバイシーマクラシックを制したハーツクライが父。初年度産駒よりウインバリアシオン(日経賞、青葉賞)など、6頭のタイトルホルダーが登場したのを皮切りに、2世代目のジャスタウェイ(天皇賞・秋、ドバイデューティーフリー、安田記念)が驚異的な成長力でG1を立て続けに奪取している。現3歳ではワンアンドオンリー(ダービー)、ヌーヴォレコルト(オークス)がクラシックの栄光を勝ち取った。この世代からも目が離せない。
母はフランス生まれのミスベルベール(その父ベーリング)。芝1600mのG2・アスタルテ賞を制した。同馬の兄姉にベルジュール(3勝)、ダノンベルベール(2勝、阪神JF2着、クイーンC2着)、サトノアポロ(中日新聞杯など現5勝)らがいる。グリーンファーム愛馬会の所属。募集総額は1800万円だった。
社台ファームの直線ダートコースで順調にペースアップ。5月24日には山元トレセンへ移動し、定期的にスピードメニューを消化する。7月12日、栗東に入厩したが、環境の変化に戸惑い、気難しさが目立った。いったんグリーンウッド・トレーニングへ放牧に出て成長を待ち、10月28日に帰厩。31日のゲート試験をあっさりクリアし、坂路でコンスタントに時計をマークしている。丁寧に段階を踏んだだけあって、仕上りは良好である。
12月7日(日)、阪神の牝馬限定・芝1400mに初登場。福永騎手祐一騎手に依頼している。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2025/7/25(金) 今年の12勝目を挙げることが出来ました!!【高田潤コラム】
- 2025/7/25(金) 夏休みスペシャル!永島まなみのおしゃべりクッキング・夏野菜カレー編【永島まなみ騎手コラム】
- 2025/7/25(金) 今年も福島リーディングで今週から新潟開催へ!【戸崎圭太コラム】
- 2025/7/24(木) 暑熱対策時間に慣れたい開幕週【柴田大知コラム】
- 2025/7/25(金) 【関屋記念】驚異の馬券率6割!昨年は勝ち馬ズバリの新潟マイル「神ポジション」該当馬
- 2025/7/24(木) 【東海S】重賞最強データ!中京ダ1400mで神レベルの勝率を誇る「名古屋マイスター」
- 2025/7/24(木) 【関屋記念】重賞最強データ!新潟でも頼れる「ベリーベリージョッキー」に注目!
- 2025/7/21(月) 【マーキュリーC】みちのくの地で見せた豪脚!カズタンジャーが重賞初挑戦初勝利!