【1回東京】ジュモートリステ…小平奈由木の注目新馬レポート

ジュモートリステ
(牝3、美浦・田中厩舎)
父:ハービンジャー
母:ビスクドール
母父:サンデーサイレンス

同馬もハービンジャーが送る注目株。母ビスクドール(その父サンデーサイレンス)はトゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯、ドバイワールドC2着、トゥザグローリーやトゥザワールドの母)の全妹である。同馬の姉兄にアイスドール(6勝)、ジュモー(3勝)、バトードール(4勝、ユニコーンS2着)など。信頼度が高い繁殖である。キャロットクラブの募集馬であり、総額は2000万円の設定だった。

ノーザンファーム空港で丹念に体力アップが図られ、11月8日、美浦に入厩。14日のゲート試験にスピード合格すると、いったんNF天栄へ移動して順調に15-15をマークした。1月14日の帰厩後もしっかり鍛錬を積み、反応も良好。予定どおりに態勢が整いつつある。

2月8日(日)、東京の芝1800mでターフに初登場。蛯名正義騎手に依頼している。


小平 奈由木(こだいら なゆき)

早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。

月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。