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【2回新潟】サプルマインド…小平奈由木の注目新馬レポート
2015/8/11(火)
サプルマインド(牝2、栗東・藤原厩舎)
父:ディープインパクト
母:シリアスアティテュード
母父:Mtoto
稀代のスーパーホースであり、スタリオン入りしてからも日本競馬を牽引するディープインパクトの産駒。史上最速のスピードで勝ち鞍を量産している。昨年は自己最高となる232勝をマークし、3年連続のリーディングサイアーに輝いた。現3歳ではショウナンアデラ(阪神JF)、ダノンプラチナ(朝日杯FS)、ミッキークイーン(オークス)がG1のタイトルを奪取している。この世代も早速、ブランボヌール(函館2歳S)が重賞ウイナーに。来春のクラシックへも大挙して臨むこととなろう。
母はアイルランド産のシリアスアティテュード(その父ムトト)。芝6ハロンで活躍し、英G1・チェヴァリーパークSや同G3・サマーS、米G1・ニアークティックSなどを制した。まだ未勝利ながら、高いポテンシャルを垣間見せているアンギアーリが同馬の半兄。社台サラブレッドクラブにて総額5000万円で募集された。
社台ファームでの乗り込みはスムーズに進行。5月25日には山元トレセンヘ移って15-15を消化したうえ、6月18日、栗東に入厩した。慎重に手順を踏みながら、7月22日のゲート試験をパス。現時点での完成度も高く、無理なく追い切りをこなしている。反応はシャープ。非凡なスピードが伝わってくる。
8月16日(日)、新潟の芝1600mに向かう。戸崎圭太騎手に依頼している。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
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