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【新潟ジャンプS】9番人気ティリアンパープルが初重賞制覇!
2015/8/29(土)
8月29日(土)、2回新潟9日目8Rで第17回新潟ジャンプS(G3)(障3250m)が行なわれ、金子光希騎手騎乗の8番人気・ティリアンパープル(牝5、美浦・金成厩舎)が優勝。勝ちタイムは3:29.7(稍重)。2着には1馬身3/4差で2番人気・グラッツィア(牡7、栗東・角居厩舎)、3着にはクビ差で1番人気・エーシンホワイティ(牡8、栗東・松元厩舎)が続いて入線した。
出脚良く飛び出したのはグラッツィア。内から押してマイネルアダマス、エーシンホワイティが先手を奪い、コスモソユーズ、スマートリバティと続き、ティリアンパープルは中団からの追走。ドクタールキアが押して先頭に立つと、マイネルアダマスとの入れ替わるハナ争い。最終コーナー手前で、ドクタールキアが後退しマイネルアダマスにエーシンホワイティが並びかける。その後方にティリアンパープル、グラッツィア、スマートリバティが続き、5頭が抜け出し直線へ。
最後の飛越でエーシンホワイティが一旦先頭に立つも、その後ろに構えていたティリアンパープルがジョッキーの合図に応え、伸びを見せ優勝。ならんで追走していたグラッツィアが2着に入った。
勝ったティリアンパープルはここまでオープンで2着、3着の善戦続きに終止符を打つ重賞初制覇。また、鞍上の金子光希騎手、管理する金成貴史調教師も嬉しい重賞初勝利。東京新聞杯を制したボールドブライアンが近親にいる血統で、今年2歳でデビュー勝ちを収めたポッドヒストリーは全弟にあたる。
馬主は飯田正剛氏、生産者は新ひだか町の千代田牧場。馬名の意味由来は「貝紫色」。
1着 ティリアンパープル(金子騎手)
「この前、久し振りに調教で乗りましたが、短期間で馬が良くなっているのを感じました。ゲートは良くないですけど、人気馬をマークしながら上手く運べました。エーシンホワイティを負かさないと、と思っていたので、負かしに動いていきました。勝てて本当に良かったです。(デビュー時の所属厩舎である)矢野進厩舎の兄弟子である金成先生の管理馬で、初めての重賞を勝つことが出来て嬉しいです」
2着 グラッツィア(高田騎手)
「まだ障害キャリア3戦目でモマれた競馬をしたこともありませんし、その差が出たかなと思います。中間に飛越の練習をして、その成果は出ていました。普通なら重賞初挑戦で2着はよくやった、ということになりますが、角居厩舎の馬ですから、勝たなければいけません。まだこれから良くなりますし、この先大きなところを狙っていくためにも、しっかり競馬を教えていきたいと思います」
3着 エーシンホワイティ(北沢騎手)
「だいぶ調子は戻ってきましたが、まだ本当に良い頃と比べるとひと息ですね。2走前に新潟で勝ったときは引っ張り切れないくらいの手応えで上がっていきましたが、今日は周りに馬がきても行きっぷりがもうひとつでした。余裕があるように見えて、実はそれほど余裕がなかったという感じです」
4着 タイタン(植野騎手)
「勝負どころで、少し置かれる形になりました。そこでついていけていれば、もっと際どかったと思います。今日のような強いメンバー相手にモマれる経験を積んでいけば、更にやれると思います」
5着 スマートリバティー(熊沢騎手)
「今日はペースが遅くて、少しかかってしまいました。その分、終いはあまくなってしまいました。もう少し流れてほしかったです」
新潟ジャンプSの結果・払戻金はコチラ⇒
ティリアンパープル
(牝5、美浦・金成厩舎)
父:ジャングルポケット
母:メイクヒストリー
母父:サンデーサイレンス
通算成績:22戦2勝
重賞成績:15年新潟ジャンプS(G3)
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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