ダノンリバティ好位から差し切り ダートで待望の2勝目…BSN賞

8月29日(土)、2回新潟9日目11RでBSN賞(ダ1800m)が行なわれ、丸山元気騎手騎乗の2番人気・ダノンリバティ(牡3、栗東・音無厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:49.5(不良)。

2着には1馬身半差で6番人気・トウショウフリーク(牡8、栗東・今野厩舎)、3着には半馬身差で8番人気・ダブルスター(牡6、美浦・伊藤厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたアジアエクスプレス(牡4、美浦・手塚厩舎)は4着に敗れた。

好メンバーが揃ったオープンのハンデ戦。トップハンデの57.5キロを背負ったアジアエクスプレスが押して内からハナを主張。外目からダブルスターが馬体を併せにいき、オメガブレイン、ストロングサウザー、トウショウフリーク、ダノンリバティという展開。前から後ろまで15馬身程の隊列のまま最終コーナーへ。
直線に入ると、先に仕掛けたのはダブルスター。アジアエクスプレスと激しい叩き合いとなるも、その後方にいたダノンリバティが手応えよく並ぶ間もなく抜き去り優勝。同じポジションで競馬を進めたトウショウフリークが2着に入った。

勝ったダノンリバティは前走のレパードSからダート路線へ転じ、クロスクリーガーの2着と好走。今回は初の古馬相手に堂々の勝利を収めた。近親にはG1・9勝馬ヴァーミリアンや、現在もダートで活躍するソリタリーキングがいる生粋のダート血統。重賞制覇へ向け弾みの付く勝利となった。

馬主は株式会社ダノックス、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+自由。自由奔放な活躍を願って」。

1着 ダノンリバティ(丸山騎手)
「戸崎騎手から、馬のクセを聞いていました。前走を見てもそうですが、砂を被るとヒルむところがあるので、外枠は良かったと思います。斤量が軽かったのも良かったですね。3コーナー辺りで止めようとする素振りを見せていましたし、それだけ伸びシロがあるということでしょう。今後が楽しみです」

2着 トウショウフリーク(内田博騎手)
「最後はよく伸びていますし、頑張っています。馬も良くなってきていると思います」

3着 ダブルスター(大野騎手)
「長期休養明け3戦目で、だいぶ馬が出来てきたんだろうと思います。渋太かったですし、力があるところを見せてくれましたね」

4着 アジアエクスプレス(北村宏騎手)
「今日は馬場や枠順、斤量を考えてあの形で競馬をしました。これまでの実績から、今日のような速い時計にも対応できるだろうと思っていました。4コーナー辺りで気合いをつけて、そのまま押し切れるかと思いましたが、最後の粘りがもうひとつでした」

5着 ナリタポセイドン(武士沢騎手)
「この馬の競馬をしました。終いはよく詰めていますが、今日は時計も速くて不向きな馬場でしたし、展開も向きませんでしたからね。着実に力は付けていますし、展開ひとつでやれると思います」

BSN賞の結果・払戻金はコチラ⇒

ダノンリバティ
(牡3、栗東・音無厩舎)
父:キングカメハメハ
母:スカーレットベル
母父:エリシオ
通算成績:10戦2勝

ダノンリバティ

ダノンリバティ

ダノンリバティ

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。