【ファンタジーS】久々アドマイヤリード松田博師「順調だよ」

4日、ファンタジーS(G3)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、新馬戦を勝ち上がったアドマイヤリード(牝2、栗東・松田博厩舎)は助手を背にCWで併せ馬。新馬のエディンバラと併せて0.1秒先着。タイムは6F85.3-68.5-53.0-38.7-11.8秒を計時。

管理する松田博資調教師は「時計的には十分だし、ここまで順調に調整してこられたのが何よりだよ。距離は若干、短い気もするが、外回りなら大丈夫。対応してくれるよ」と順調に調整が進んだ様子。新馬戦では後に2連勝を決めているシルバーステートを破った。その実力の片鱗を披露できるか。

アドマイヤリード

▲初戦のパフォーマンスから重賞制覇に期待がかかるアドマイヤリード


前走、もみじSを制したメイショウスイヅキ(牝2、栗東・本田厩舎)は武豊騎手を背にCWで馬なり調整。軽い内容ながらも、6F82.6-66.4-51.4-37.2-11.8秒の好タイムで最終追い切りを終えた。

「初めて乗りましたが、バネの利いた走りでいい馬だね。前走も最後で切れていましたから。少しハミ受けが敏感なところがある。競馬では折り合いがポイントになるかな」と初コンビの鞍上はイメージをふくらませる。2勝の実績を引っさげて、重賞初制覇への期待がかかる。


前走、りんどう賞3着のタガノヴィアーレ(牝2、栗東・鈴木孝厩舎)はCWで併せ馬。新馬のセラサイトを0.2秒追走する形から0.2秒先着する内容。強めに追われたタイムは6F82.6-68.0-53.8-40.0-12.4秒でのフィニッシュ。

追い切りに跨った浜中俊騎手は「いい馬体をしてるし、牝馬らしくないどっしりした性格をしていますね。跳びが大きな馬なので、ブレーキをかけないようスムーズに運んであげたい」と特徴を掴んだ様子。前走で当該コースを経験した強みを活かせるか。


前走、りんどう賞2着のメジェルダ(牝2、栗東・昆厩舎)は四位洋文騎手を背に坂路で最終調整。馬なりの余力を残す走りで、4F55.1-40.5-26.4-12.8秒を叩き出した。

坂井調教助手は「先週に速い追い切りをやってあるので、今週はサッとやった程度。これで十分でしょう。前走で千四にも対応できることは確認できました。相手は強くなりますが、ここも自分の競馬で頑張って欲しい」と順調な仕上がりに満足な様子。ここまで4戦中3戦に跨る四位騎手へ手綱が戻り、前走同様逃げの手に出るのか注目だ。