【有馬記念】今年3戦3勝のアクター吉田隼「一発狙いたい」

23日、日曜中山10レース・有馬記念(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、アルゼンチン共和国杯1着のゴールドアクター(牡4、美浦・中川厩舎)は、吉田隼人騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.1-53.8-39.2-12.9秒をマークした。

【中川公成調教師のコメント】
「先週に速い時計を出しているので、今日はジョッキーに乗ってもらって折り合いと終いの反応を確かめてもらいました。折り合いも問題ありませんでしたし、いつも通り順調にきています。前走後は厩舎で少し様子を見て、いくらか疲れも見られたので、2週間くらい近場の牧場に放牧に出してリフレッシュさせました。帰厩後も順調にきています。4歳になって体も充実してきましたし、以前は追い切りでそれほど動けるタイプではありませんでしたが、今は動けるようになってきました。

馬体重は、前走と同じくらいでいけると思います。先行して前で競馬をする形が吉田隼人騎手の騎乗方法と合っていると思いますし、調教でも乗って馬のことを分かってくれていますからね。競馬が上手な馬ですし、中山コースも特に問題ないと思います。逆に東京コースの方がどうかと思っていましたがクリアしてくれましたし、前走の馬場状態もどうかと思っていましたがクリアしてくれました。ここは今後に向けての試金石になると思いますし、何より良い状態で送り出すことを考えています。前走と同じくらいの状態で出走させたいですね。あとはジョッキーに任せます」

【吉田隼人騎手のコメント】
「先週も結構しっかりやっていますし、今日は先生から、最後の反応を見てほしいと言われたので、最後に流しました。キャンターも自分のリズムで走れていましたし、5ハロン辺りから馬が少し行く気になりましたが、ちょうど良いハミがかりでした。いつも通り、動きは良かったです。前走は外枠でしたが、1コーナーを上手く回れましたしイメージ通りの競馬が出来ました。前走後は、馬に疲れも見られたので1回放牧に出しましたが、今なら良い競馬が出来る状態だと思います。

自分とコンビを組んでから中山コースは初めてになりますが、北海道で競馬をして小回りコースの適性はありますし問題ないと思います。競馬の立ち回りが上手な馬ですし、あとは自分が中途半端な競馬をしないで、最後まで馬の力を出せれば良い結果が出るのではないかと思っています。なかなかこういうチャンスはありませんし、いつもお世話になっている中川先生と一緒に大舞台に臨めるので楽しみです。強い相手とどれだけやれるかという気持ちで、一発狙いたいですね」

ゴールドアクター