逃げの手が的中!ビービーバーレル石橋脩「強い勝ち方でした」

1番人気リセエンヌの単勝オッズが5.7倍。実に11番人気までが単勝オッズ20倍台というファンも悩みに悩んだ一戦を制したのは開業2年目・中舘英二調教師が管理するビービーバーレル(牝3、美浦・中舘厩舎)。逃げでファンを魅了したトレーナーらしい重賞初Vだ。

好スタートを切ると迷わず逃げの手に出た石橋脩騎手は「逃げるかたちになりましたが、それも事前に陣営と相談し、選択肢に入っていました。最初のコーナーをスムーズに回れましたし、道中はリズムに乗って走ってくれましたよ。最後まで脚色はしっかり。強い勝ち方でした」としてやったりの表情。馬の力はもちろんだが、思い切りよく先手を取り切ったのも大きな勝因だろう。

これで桜花賞の出走権はほぼ確保。重賞ウイナーの称号を手にクラシックへ向かうことになるが、鞍上は「調教時よりフットワークが良くなっていましたし、順調な進歩がうかがえます。スタッフがうまく仕上げた結果です。この馬の持ち味を生かせれば、今後も楽しみですね」と期待に胸を大きく膨らませる。逃げ名人の秘蔵っ子が桜花賞戦線の展開のカギを握る存在となりそうだ。

フェアリーS

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中舘英二調教師は開業2年目で重賞初勝利