重賞3勝のエーシントップが引退 種牡馬入り

2013年のニュージーランドT(G2)など重賞3勝を挙げたエーシントップが、11日付けで競走馬登録を抹消された。

12年6月のデビューから3連勝で京王杯2歳Sを優勝、朝日杯FSでは8着と敗れたが年明けのシンザン記念、ニュージーランドTを連勝、3歳の4月で重賞3勝という完成度の高さを見せた。しかし、1番人気に推されたNHKマイルCで7着に敗れるとその後は凡走が続く。11月の霜月Sで初ダートに対応し勝利を挙げるものの、その後は再び凡走続き。人気を大きく落としていた14年の高松宮記念ではあわやの逃げ粘りを見せたが4着。結局その後は2、3歳時のような走りを取り戻せずに引退となった。

今後は北海道浦河町の栄進牧場で種牡馬となる予定。馬主は栄進堂。生産者は米国のRandal Family Trust R David & Marylyn A Randal Trustees。馬名の意味由来は「冠名+頂上を目指して突き進むこと」。JRA通算獲得賞金は1億8606万3000円(付加賞含む)、JRA以外の通算獲得賞金は105万円。

エーシントップ
(牡6、栗東・西園厩舎)
父:Tale of the Cat
母:Ecology
母父:Unbridled’s Song
通算成績:24戦6勝
(地方成績:1戦0勝)
重賞勝利:
13年ニュージーランドT(G2)
13年シンザン記念(G3)
12年京王杯2歳S(G2)

エーシントップ

▲12年6月のデビュー戦を逃げ切り


エーシントップ

▲京王杯2歳Sでは後に大活躍を見せるラブリーデイに勝利


エーシントップ

▲内田博幸騎手とのコンビで制したニュージーランドT