【POG】好センス示したロッテンマイヤーが鮮やか逃げ切り…忘れな草賞

4月10日(日)、2回阪神6日目9Rで忘れな草賞(芝2000m)が行なわれ、川田将雅騎手騎乗の2番人気・ロッテンマイヤー(牝3、栗東・池添学厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:03.3(良)。

2着には半馬身差で4番人気・ペプチドサプル(牝3、栗東・木原厩舎)、3着には半馬身差で1番人気・メイショウタチマチ(牝3、栗東・河内厩舎)が続いて入線した。

スタート後、どの馬も積極的には行こうとせず、ハナを切ったのはクイーンC3着以来の実戦となるロッテンマイヤー。1番人気のメイショウタチマチが2番手に付け、ブレッシングテレサ、ミッキーグッドネス、デルマギオンと続き、ペプチドサブルはちょうど中団あたりを追走。淡々とした流れから残り800mあたりで最後方にいたリセエンヌが一気にポジションを上げ、そこにペプチドサブルも付いて一気にペースが上がる。ロッテンマイヤー、メイショウタチマチ、リセエンヌの3頭が並んで直線へ。
最内のロッテンマイヤーがコーナーワークでリードを広げると、メイショウタチマチも懸命に食い下がるが、なかなか差が詰まらない。代わって外からペプチドサブルがジリジリと迫りよるも、半馬身及ばず、積極策をとったロッテンマイヤーが鮮やかに逃げ切った。

勝ったロッテンマイヤーは、母のきょうだいにブエナビスタ、ジョワドヴィーヴル、トーセンレーヴ、アドマイヤジャパンら活躍馬が多数出ている良血。1月の新馬戦を快勝し、2戦目のクイーンCでも3着に入るなど、センスの良さを見せていたが、ここでガッチリと賞金を確保。オークスへ楽しみな馬が名乗りを上げた。
馬主は有限会社シルクレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「小説の登場人物名。母名より連想」。

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ロッテンマイヤー
(牝3、栗東・池添学厩舎)
父:クロフネ
母:アーデルハイト
母父:アグネスタキオン
通算成績:3戦2勝

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