【POG】重賞ウィナーの弟バリンジャーが差し切りV…福島新馬

7月3日(日)、2回福島2日目6Rで2歳新馬(芝1200m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の1番人気・バリンジャー(牡2、美浦・奥村武厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:10.6(良)。

2着には2馬身半差で4番人気・デカ(牡2、美浦・高橋祥厩舎)、3着には1馬身1/4差で7番人気・ベリーグレート(牝2、美浦・浅野厩舎)が続いて入線した。

バラついたスタートでノームが好スタートも、スノードーナツがハナを主張。内からシゲルヒョウと1番人気バリンジャーが続く。そこに馬体を併せにいったベリーグレーで、2馬身ほどあけてデカが続き、新馬戦としては早い流れでレースは進む。3コーナー途中から、ベリーグレートがまくるように一気にポジションを上げて、先頭に並んだところで直線へ。
レースを引っ張ったスノードーナツはすでに苦しい展開。2番手のシゲルヒョウも幼さを見せいっぱいに。変わって、内から抜けてきたのがバリンジャー。後続も脚を伸ばすが、前の2頭には遠く及ばず、叩き合いの展開。しかし、一発のムチに素早く反応したバリンジャーがベリードーナツを置き去りにして新馬勝ちを決めた。最後に鋭く脚を伸ばしたデカが2着を確保した。

勝ったバリンジャーは佐賀記念を制した、メテオロロジストの半弟。これまでステイゴールド産駒を所有してこなかった金子真人HDの持ち馬で、先にデビューを果たしたフージョンロックは3着に甘んじたが、もう1頭のステイゴールド産駒が見事新馬勝ち。今年のダービーを制したお馴染みの勝負服が、2歳世代初勝利を決めた。

馬主は金子真人ホールディングス株式会社、生産者は日高町の日高大洋牧場。馬名の意味由来は「アリゾナ州にある巨大な隕石クレーター」。

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バリンジャー
(牡2、美浦・奥村武厩舎)
父:ステイゴールド
母:バイユーストーム
母父:Storm Cat

バリンジャー

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