【POG】キングズラッシュが放馬のアクシデントを跳ね除けてデビュー勝ち!…福島新馬

キングズラッシュ

7月24日(日)、2回福島8日目5Rで2歳新馬(芝2000m)が行なわれ、柴田善臣騎手騎乗の2番人気・キングズラッシュ(牡2、美浦・久保田厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:03.3(良)。

2着にはクビ差で6番人気・ジェードグリーン(牡2、美浦・栗田徹厩舎)、3着には1馬身3/4差で4番人気・マイネルユニブラン(牡2、美浦・高橋裕厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたスターストラック(牡2、美浦・栗田博厩舎)は6着に敗れた。

キングズラッシュがレース前に放馬するアクシデントがあり、予定より遅れての発走となった。そのキングズラッシュはスタート今ひとつで、道中は後方2番手を追走。新馬戦ながら淀みなくペースが流れる中、鞍上は進路を外目に選択。3コーナー過ぎでまくるように進出し、先行集団を射程圏に入れる。
直線に向き、シンデンとマイネルユニブランが並んで先頭を争うが、外からキングズラッシュが捕える。残り200mで先頭に立ち、最後に追い込んできたジェードグリーンの追い込みをクビ差退けて、デビュー勝ちを飾った。

勝ったキングズラッシュは新種牡馬ルーラーシップの産駒で、この馬が3頭目の勝ち上がり。母のリコリスも諸江オーナーが所有しており、現役時代にダートを中心に4勝を挙げる活躍を見せていた。今日は返し馬で放馬して他馬を待たせながら、レースではキッチリと勝利を収め、まさに王様だと言わんばかりの内容を見せてくれた。世代の頂点に立つような活躍に期待がかかる。
馬主は諸江幸祐氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「王様の奮闘」。

1着 キングズラッシュ(柴田善騎手)
「稽古で乗って気難しいところがあるのは分かっていましたが、馬場入り後にやられてしまいましたね。レースについては、まだ競馬を分かっていませんし、現状では今日のような形で良いと思います。走る馬ですし、これからいろいろと教えていけば良いと思います」

2着 ジェードグリーン(石橋脩騎手)
「ゲートは出遅れる感じになりましたが、初戦ですからそういうこともあります。馬場も荒れていますし、最低限馬群についていければ、くらいの気持ちで慌てずに運びました。3コーナー辺りから差を詰めていって、最後も良い脚を使ってくれました。良いものを持っていますね」

3着 マイネルユニブラン(津村騎手)
「まだ体に余裕がありますけど、競馬に行って良いセンスがありますね。これからどんどん良くなってくると思います」

4着 シンデン(木幡巧騎手)
「出遅れましたが、気の良い馬ですぐに良い位置を取れました。他馬とぶつかってもヒルまずに走っていました。良いスピードがありますね」

5着 スターストラック(大野騎手)
「まだ集中し切れていないところがありますけど、後半にかけて良い走りになっていきました。これから競馬に慣れていけばやれると思います」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

キングズラッシュ
(牡2、美浦・久保田厩舎)
父:ルーラーシップ
母:リコリス
母父:シンボリクリスエス

キングズラッシュ

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