【小倉記念】ベルーフCWで自己ベストマーク!池江寿師「一追いごとに上向いてきた」

3日、小倉記念(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

一昨年、このレースを2着した実績のあるマーティンボロ(牡7、栗東・友道厩舎)は、CWで藤岡佑介騎手を背に最終追いを敢行。6F83.1-67.7-53.0-39.1-12.4秒をマーク。得意の夏競馬で古豪復活に向けて意欲的に追われた。

騎乗した藤岡佑騎手は「調教で目立つ馬じゃないし、時計は予定どおりです。ただ、以前に乗った時よりリラックスして走れていましたね。折り合いがつくようになってきました」と折り合い面での進境が窺える。

この馬とは2度目のコンビになるが、「2走前に乗った時はもう少し距離が欲しい感じがあったし、2000mもいいと思います。あとは展開かな。うまく立ち回って乗りたいですね」と全7勝の内、6勝を挙げているこの2000m戦で約2年ぶりの重賞制覇を狙う。


昨年の京成杯以来の重賞勝ちを狙うのがベルーフ(牡4、栗東・池江寿厩舎)。前走の新潟大賞典は9着と敗れたが、今週の追い切りが秀逸だった。ホワイト騎手が騎乗してCWに登場、ダノンオブザイヤー(2歳未勝利)と併せ、6Fから81.8-66.1-52.2-38.8-12.2秒をマーク。CWでの自己ベストを更新、この中間も82秒台を2回計測し、調子は確実に上向きだ。

管理する池江泰寿調教師は「ひと追いごとに上向いてきましたね。馬体も段々と良くなってきましたよ。若い頃はどこに飛んでいくか分からないところもあったのに、最近はズブくなっている。気持ちが戻ってくれればいいんだけど」とコメント。

昨年のこのレースは直線半ばで抜け出すも最後にアズマシャトルに交わされての2着。それ以降は馬券になっていないものの、O型コースの2000mはこの馬にとってベストの舞台。上位に食い込む余地は十分だ。