ヴォルシェーブがねじ伏せる強い競馬で1年半ぶりの勝利!…日本海S

8月20日(土)、2回新潟7日目11Rで日本海S(芝2200m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の1番人気・ヴォルシェーブ(牡5、栗東・友道厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:15.3(良)。

2着にはクビ差で6番人気・ハッピーモーメント(牡6、栗東・角居厩舎)、3着には1馬身1/4差で3番人気・グランドサッシュ(牡5、美浦・武市厩舎)が続いて入線した。

先手を切ったのはシンボリジャズで、グランドサッシュは好位の外目を追走。断然人気のヴォルシェーブは中団で脚をため、人気の一角シホウはその後ろ。10頭がほぼ一団で直線へ。
シンボリジャズの手応えが怪しくなり、替わって内ラチ沿いからハッピーモーメントが抜け出しにかかる。しかしその外から一気にやってきたのがヴォルシェーブ。外から先行勢をまとめてねじ伏せる強い競馬で、約1年半ぶりの先頭ゴールを決めた。

勝ったヴォルシェーブは3歳春にセントポーリア賞を勝つものの、春クラシックには出走せず、芦ノ湖特別で古馬相手に勝利。秋には菊花賞にも出走(11着)、将来の飛躍が期待されていたが、昨年2月の御堂筋Sを勝利した後に脚部不安を発症。休養に入っていた。前走のマレーシアCでは1年5ヶ月の休み明けも苦にせず2着と好走していて、今回は叩き2戦目で本来の力を見せつけた。
馬主は佐々木主浩氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「魔導師(ロシア語)」。

1着 ヴォルシェーブ(M.デムーロ騎手)
「落ち着きがありましたし、馬の調子が良かったです。ペースが遅かったですし、大型馬なのでエンジンがかかるまで時間がかかりますが、かかってからは良い脚を使ってくれました。強い内容でしたし、重賞でもやれる力があると思います」

2着 ハッピーモーメント(津村騎手)
「今日はメンバーを見て流れが遅くなりそうだと思いましたし、前に行こうと思っていました。行きたがる素振りを見せましたが、ガマンが出来ましたし直線でも内があいて良い伸びを見せてくれました」

3着 グランドサッシュ(武市調教師)
「少しハミを噛みましたが、上手く流れに乗れましたし最後も良い脚を使ってくれました。安定して走ってくれますね」

4着 シホウ(田辺騎手)
「結果的に最内枠が痛かったですね。出脚のつくタイプではありませんし、スローのインでハマってしまいました。力は十分足りますし、もう少し外の枠なら違ったと思います」

5着 トルークマクト(蛯名騎手)
「今日も脚は使っていますけど、本来ならもっと弾けるイメージのある馬です。前走で道悪のなか頑張った影響がまだあるのかもしれませんね。それでも崩れずに走れていますし、力を付けていますよ」

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  • ヴォルシェーブ
  • (牡5、栗東・友道厩舎)
  • 父:ネオユニヴァース
  • 母:ヴェイルオブアヴァロン
  • 母父:Thunder Gulch
  • 通算成績:13戦5勝

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