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アイビスSD連覇など重賞5勝を挙げたベルカントが引退 繁殖入りへ
2016/10/5(水)
今年のアイビスSDはネロとの叩き合いを制して連覇達成
5日、今年のアイビスSDを制して同レースの連覇、サマースプリントシリーズ連覇を成し遂げたベルカント(牝5、栗東・角田厩舎)が引退、繁殖入りすることがわかった。
同馬は2歳8月、小倉でのデビュー戦を5馬身差で圧勝すると、続く小倉2歳Sを2着。3戦目のファンタジーSを4番人気で制して重賞初制覇を飾ると、牝馬の身で朝日杯FSに挑戦した(10着)。
3歳初戦の桜花賞トライアル・フィリーズレビューを完勝するも、本番は10着。ここから距離適性を考慮してか、1400m以下のレースを中心に使われるようになる。その後は3歳馬ながら短距離の一線級と互角に渡り合うが、掲示板が一杯の歯がゆいレースが続く。
久々の重賞制覇となったのが昨年のアイビスSD。8枠13番から持ち前のスピードを生かして先行、最後は2馬身差の決定的着差をつけて勝利。続く北九州記念も勝利し、サマースプリントチャンピオンに輝く。スプリンターズSは13着、ドバイ遠征を敢行するも12着とG1では結果を残すことが出来なかったが、今夏のアイビスSDを連覇し、北九州記念も2着で再びサマースプリントシリーズを制覇した。10月2日のスプリンターズS10着が最後のレースとなった。重賞勝ちは5つ、今後は新冠町のノースヒルズで繁殖入り。ダービー馬キズナとの交配が期待されている。
馬主は株式会社ノースヒルズ、生産者は新ひだか町の土居忠吉氏。馬名の意味由来は「美しい歌(音楽用語)」。
- ベルカント
- (牝5、栗東・角田厩舎)
- 父:サクラバクシンオー
- 母:セレブラール
- 母父:ボストンハーバー
- 通算成績:21戦6勝
- 重賞勝利:
- 15~16年アイビスSD(G3)
- 15年北九州記念(G3)
- 14年フィリーズレビュー(G2)
- 13年ファンタジーS(G3)
昨年の北九州記念は後に高松宮記念を制すビッグアーサー相手に勝利
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