【京都大賞典】ヒットザターゲット衰えなし「パンパンの芝で走らせたい」

ヒットザターゲット

6日、京都大賞典(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

3年前の覇者で前走、札幌記念10着のヒットザターゲット(牡8、栗東・加藤敬厩舎)は、坂路で助手が騎乗しての単走追い。ラストまでビッシリと負荷をかけられて4F53.7-39.3-25.8-13.0秒を計時。8歳の秋を迎えたが、そのフットワークはまだまだ力強い。

清生調教助手も「最後で気合をつける感じで。まずまずの動きですかね。先週はいくらか重たく感じたけど、大分、素軽さが出てきています。内枠がいい馬だけど、この頭数ならそんなに意識しなくてもいい。相手関係もあるけど、それよりも馬場が心配。パンパンの芝で走らせたいんですが」と空模様を気にしながらも秘かに一発を目論んでいる。

前走、天皇賞(春)9着のアドマイヤデウス(牡5、栗東・橋田厩舎)は、助手を背にCWコースに入って単走追い。ゴールまでシッカリと追われて6F79.7-63.9-49.7-36.4-12.0秒の好時計をマーク。休養明けでもキッチリと仕上がっている。

愛馬の動きに橋田満調教師も「休み明けというのもあるし、長めからしっかりやりました。先週も良かったけど、今週も納得できる動きを見せてくれた。ここが最終目標ではないけど、仕上がってきましたね。距離も3200mより、このぐらいの方がより合うと思います」と笑みを浮かべる。G1では苦戦続きだが、ここでは実績もヒケを取らない。

アドマイヤデウス