【POG】ダービー馬の妹オンリートゥモローがセンス良く抜け出して快勝!…東京新馬

オンリートゥモロー

10月8日(土)、4回東京1日目5Rで2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の2番人気・オンリートゥモロー(牝2、美浦・萩原厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:36.6(稍重)。

2着には1馬身1/4差で10番人気・キューンハイト(牝2、美浦・高木登厩舎)、3着には1馬身1/4差で11番人気・オーシャンティ(牝2、美浦・宗像厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたミッキークロス(牝2、美浦・国枝厩舎)は9着に敗れた。

バラつき気味のスタートから、ブラーゼン、ヴィオラ、ブリージーメイの3頭が並んで先行。その直後に人気の一角オンリートゥモロー。1番人気のミッキークロスは先行集団の後ろ、内目に付け、シャンティローザは後方3番手からの競馬となった。4コーナーで4~5頭が横並びになって直線の攻防へ。

ブリージーメイ、ガクルックスが叩き合う。その内から抜け出しを図るオンリートゥモロー。残り200mで先頭に立ち、後続を突き離しにかかる。外から差を詰めてくるのがキューンハイト。ジリジリと追い込むものの、ゴール前で大勢はほぼ決しており、先に抜け出したオンリートゥモローが先頭でゴールイン、鮮やかにデビュー勝ちを決めた。3着には大外から伸びてきたオーシャンティが入った。

勝ったオンリートゥモローは09年の日本ダービー馬ロジユニヴァースの半妹で、おじにダート重賞4勝のランフォルセらがいる活躍馬を多数輩出している牝系の出身。14年セレクトセール当歳セッションで牝馬ながら9072万円で落札されている。父、ディープインパクトはこの世代11頭目の勝ち上がりで、秋開催に入って有力馬が多数出走し、9~10月だけで8頭勝ち上がっており、今後も期待できそうだ。
馬主は池谷誠一氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「ほんの明日」。

1着 オンリートゥモロー(ルメール騎手)
「良いスタートを切って良い位置が取れましたし、道中もリラックスして走れていました。直線で前があいたときの反応も良かったですし、良い瞬発力を見せてくれました。物見もしないでしっかり走っていましたし、ディープ産駒らしい良い切れがありますね」

2着 キューンハイト(柴田大騎手)
「スタートはあまり出ないと思っていましたし、自分から動ける外枠を引けたことは良かったですね。攻め馬の動きはそれほどでもありませんが、芝の走りが良いですし実戦タイプですね。この状態でこれだけやれるんですから先が楽しみです」

3着 オーシャンティ(田中勝騎手)
「ゲートで隣の馬が頭を上げたりしていましたし、敏感なところのある馬なのでそれを気にして力が入っていました。終いは良い脚を使っていますし、初戦としてはよく走っていると思います」

4着 シャンティローザ(M.デムーロ騎手)
「レース前はテンションが高くなかったですけど、ゲートの中でウルさくなってしまってスタートが遅れました。道中も前でフラフラしている馬がいてスペースがありませんでしたが、最後は良い脚を使ってくれました。初戦で難しい競馬になりましたが、能力はありますよ」

5着 サクラメジャー(戸崎圭騎手)
「ゲートの中でもビクビクしていましたし、レースでもそういう面を見せていましたが、最後は良い脚を使ってくれました」

9着 ミッキークロス(国枝調教師)
「トビが大きくて小脚を使えないタイプですからね。ただ今日も落ち着きはありましたし、これから動けるようになっていけば良いと思います」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

  • オンリートゥモロー
  • (牝2、美浦・萩原厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:アコースティクス
  • 母父:Cape Cross
オンリートゥモロー
オンリートゥモロー

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