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【天皇賞(秋)】天皇賞初挑戦に意欲十分ロゴタイプ「2000でも通用する馬」
2016/10/26(水)
26日、天皇賞(秋)の追い切りが美浦トレセンで行われた。
●前走、毎日王冠8着のロゴタイプ(牡6、美浦・田中剛厩舎)は、田辺裕信騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F84.9-68.5-52.6-37.7-12.9秒をマークした。
「安田記念は、全てが上手く行って本当に神様が味方をしてくれたのではないか、というレースだったと思います。前走はゲートが上手くいきませんでしたね。週末に坂路で53秒台を出しているので、今日は全体的な時計は速くなくていいからゴール前だけしっかり闘魂注入してほしいという指示を出しました。田辺騎手も、良かったですと言っていました。今年マイルのG1を勝ちましたが、2000でも通用する馬だと思っています。あとは、すごいメンバーが揃ったなという感じですね。
安田記念で勝つまで、本当に長かったです。その間に勝ってはいませんでしたが、惜しいレースがいくつかありましたし、どこかで絶対勝たなければ、このままで終わってはいけないという気持ちがありました。牧場の方たちと厩舎スタッフとジョッキーと、みんなが一丸となった結果だと思います。なかなか勝てなかった頃は、ウイークポイントを見つけて、そこに手をかけながら良くしていく方法に徹していました。良くしようと思って強い負荷をかけてしまうと、逆にオーバーワークになってしまうこともあるので、その辺りを加減しながらやってきました。背中から腰にかけてまだ緩いところがありましたが、安田記念の前あたりからその部分がしっかりハマッてきているような感じがあったので、そこを含めてケアをしながら負荷をかけてきました。徐々に徐々に本当に良くなってきてくれている感じがするので、まだまだ頑張ってほしいと思っています。
今回は東京2000という条件ですが、1頭速い馬がいるのでその馬と競らないような感じで行きながら、早め先頭という形で何とかロゴタイプの競馬が出来ればと思っています。ただレースは生き物なので、スタートを切ってみなければ分からないですし、スタートを切ったところで田辺ジョッキーと武ジョッキーがどういう動きをするのか、とても興味深いレースになると思います。出来れば馬場はあまり渋ってはほしくないですし、あまり外枠には行きたくないですけど、こればっかりは自分でどうすることも出来ませんからね。応援よろしくお願いいたします」
【田辺裕信騎手のコメント】
「前走を使って少しピリッとしたというか、シャキッとしました。今日の追い切りは時計など特に細かい指示はありませんでしたが、最後に少し頑張らせて気合いを入れてほしいという感じでした。前走も期待はしていましたが、結果がついてきませんでした。ただ使って上向くタイプだと僕は思っているのでここも悲観はしていませんし、頑張ってほしいですね。安田記念では、これと言ってハナを主張する馬もいませんでしたし、スタートが上手な馬なので自分でペースを作れました。でも何より最後で踏ん張れたのは、あの馬自身が頑張れたからだと思います。
年齢らしからぬ体ですし、調教の動きと競馬を使ってからの息の入りなど、それに比例して調子を上げてくるタイプですね。自分が乗る前は、朝日杯や皐月賞を勝っていて長い距離はそれほど使っているイメージはなかったですけど、距離が短くなければダメとか、長くないとダメなどの注文が付かない馬だなと思っていました。中山記念や毎日王冠といった1800のレースでも、距離で負けたわけではないと思います。毎日王冠は休み明けの影響もあるでしょうし、メンバーも当然違いますし、流れひとつで勝ったり負けたりというのはこの馬に限らずあると思います。前走で負けたということの反省と、それを生かして次の競馬をしたいというのはありますね。スタートが速い馬なので、流れにに乗って行きたいです。
枠順はまだ分からないですけど、ちょうど良いところを取りたいですね。何回も言っている通りスタートが速い馬ですし、距離のロスなく行きたいので、枠順は結構重要かなと思います。去年の秋の天皇賞も、エイシンヒカリが行くと思っていましたが自分が乗っていたクラレントの方が速かったというケースもありますし、どの馬が行くかはあまり考えないようにします。自分も行けたら行くつもりではいますし、その辺りは柔軟に対応したいです。ここを目標に1回使って、気持ちも息の入りも上がってきているので、頑張ってもらいたいと思います。応援よろしくお願いします」
●前走、メイS9着のカムフィー(牡7、美浦・池上和厩舎)は、蛯名正義騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F71.4-55.3-40.0-13.4秒をマークした。
「しっかりリフレッシュさせましたし、休み明けでもむしろ元気があって良い状態です。年齢も年齢ですし、使い込むよりも休み明けのフレッシュな状態の方が良いと思います。先週も蛯名騎手に乗ってもらいましたが、そのときも思ったよりしっかり時計を出せました。週末も軽くやっているので、今日は終い重点でやりました。蛯名騎手の感触も良かったです。長い距離でも走れていますし、何でもこなせるところがこの馬の良いところだと思います。あまり雨が降るとどうかと思いますが、少し時計がかかるのは良いと思います。調子が良いときは終い確実に伸びてきますし、このクラスでもそういうところを見せられれば良いと思っています」
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