障害重賞を2勝のサナシオンが引退 屈腱炎が判明

サナシオン

障害重賞2勝目となった今年の阪神スプリングジャンプにて。

障害重賞を2勝し、今年の中山グランドジャンプでも1番人気に支持され2着だったサナシオン(牡7、栗東・松永幹厩舎)が屈腱炎のため、現役を引退することになった。

サナシオンは平地時代に3勝をマーク。昨年6歳だった昨年春に障害入りを果たすと、瞬く間に連勝を続け、10月の東京ハイジャンプで重賞初制覇。暮れの中山大障害では1番人気ながら3着に敗れたが、今年初戦の阪神スプリングを制し、重賞2勝目。

続く中山グランドジャンプで2着に敗れた以降、右前脚の輪状靭帯の炎症が判明。休養には時間を要したが、先日11月9日の秋陽ジャンプステークスで復帰。復帰戦を勝利で飾り、中山大障害を目指す過程でアクシデント判明。無念のリタイアとなった。今後は北海道苫小牧市のノーザンホースパークで乗馬となる予定。

馬主は有限会社サンデーレーシング 、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「スペイン語で「癒し」。母名・翡翠の宝石言葉より」。

  • サナシオン
  • (牡7、栗東・松永幹厩舎)
  • 父:シンボリクリスエス
  • 母:ジェダイト
  • 母父:サンデーサイレンス
  • 通算成績:39戦10勝
  • 重賞勝利:
  • 16年阪神スプリングJ(JG2)
  • 15年東京ハイジャンプ(JG2)

サナシオン

サナシオン

重賞初勝利となった東京ハイジャンプにて 鞍上は主戦の西谷誠騎手

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