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伏兵エイシンヴァラーが混戦を制して差し切りV!…ジャニュアリーS
2017/1/14(土)
1月14日(土)、1回中山4日目11RでジャニュアリーS(ダ1200m)が行なわれ、石橋脩騎手騎乗の8番人気・エイシンヴァラー(牡6、栗東・中尾秀厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:10.6(稍重)。
2着には半馬身差で6番人気・ナンチンノン(牡6、栗東・中竹厩舎)、3着にはクビ差で2番人気・ゴーイングパワー(牡8、栗東・岩元厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたペイシャモンシェリ(牡6、栗東・目野厩舎)は5着に敗れた。
エイシンヴァラーは一番良いスタートを切って、スッと好位に下げる。ハナを切っていったのはシゲルカガで、並んでカジキも先行。ペイシャモンシェリはその後ろを追走し、ゴーイングパワーは馬群の中で脚を溜める。4角をカジキがコーナーワークで内から先頭に立ち、直線の攻防へ。カジキが粘り込みを図るが、ペイシャモンシェリがそれを交わす。その外からはナンチンノンが差を詰めて、残り100mで先頭に立つもその外からやってきたのがエイシンヴァラー。グイグイと一完歩ずつ差を詰め、内のナンチンノンを捕らえたところがゴールだった。
勝ったエイシンヴァラーの2代母、エイシンルーデンスはチューリップ賞、中山牝馬Sと現役時代に重賞2勝を挙げている。デビュー戦から一貫してダートを使われ、4歳11月の西陣Sを勝利してオープン入りを果たす。続くカペラSでは、後にオープン特別を勝利するブルドッグボスらを封じた実力が評価されて1番人気の支持を受けるも8着に終わる。それから4戦続けて2ケタ着順とオープンクラスではやや頭打ちの感じもあったものの、今日は好位から前を差し切り、約1年2ヶ月ぶりの勝利を挙げた。
馬主は株式会社栄進堂、生産者は浦河町の栄進牧場。馬名の意味由来は「冠名+剛胆で勇猛果敢なこと」。
1着 エイシンヴァラー(石橋脩騎手)
「以前に乗って勝たせてもらっていましたし、この馬には良いイメージを持っていました。最近のレースを見るとリズムが噛み合っていないようだったので、今日はリズムを取って気分良く走らせようと先生とも話していました。外枠も良かったと思いますし、リズム良く運んで最後もよく差し切ってくれました。これを機にまた良くなっていってくれれば、と思います」
2着 ナンチンノン(丸田騎手)
「前が流れていましたし、それを見る形で良いリズムで運べました。勝ち馬に真後ろについて来られた分差されてしまいましたが、力のあるところは見せてくれたと思います」
3着 ゴーイングパワー(岩元調教師)
「差のないところまできていますが、ジリ脚のタイプですからね。大崩れはしませんが、もうひと脚使えれば更に良いですね」
4着 ディーズプラネット(藤原辰調教師)
「テンも速いペースで良い感じでしたし、ジョッキーが完璧に乗ってくれました。インを狙って、前の馬を交わしてからがジリジリになってしまいました。それでもこの競馬が出来れば、1400くらいで脚を溜める形でも良いと思います」
5着 ペイシャモンシェリ(戸崎圭騎手)
「良い形で競馬が出来たと思います。今日は昇級戦ですし、こういう競馬が出来ればどこかでチャンスが回ってくると思います」
- エイシンヴァラー
- (牡6、栗東・中尾秀厩舎)
- 父:サウスヴィグラス
- 母:エーシンラージシー
- 母父:シンボリクリスエス
- 通算成績:15戦6勝
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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