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ハードトレに耐えて価値あるV コマノインパルス「これからもっと強くなる」
2017/1/15(日)
舞台は皐月賞と同じ中山芝2000m。クラシックを睨んだ一戦で今年勝ち名乗りを上げたのは2戦1勝のコマノインパルス(牡3、美浦・菊川厩舎)。前走の葉牡丹賞では、次走ホープフルSを勝つレイデオロの2着に入った素質馬が一気の末脚で初の重賞タイトルをもぎ取った。
どの馬も積極的に行こうとしない中、メリオラがハナを切り、前半の1000m61.6秒のラップで逃げる。コマノインパルスは後方4番手からレースを進め、3コーナー過ぎでは楽な手応えのまま先行集団を射程圏に入れて直線へ。田辺裕信騎手がゴーサインを出すと、内の各馬がゴチャつくのを尻目に一気に先頭に立ち、そのままトップでゴールへ飛び込んだ。
「前走がフロックと思われたくないので、結果を出せて良かったです。ゲートを出てポジションを取れれば前へ行くことも考えましたが、五分でも行き脚が悪かったので後ろからになりました。ここ2週、強めに追われているからか、イライラしているのが分かったので、レースに影響が出ないか心配でした。ペースは遅めに感じたので、早めに前の馬を射程圏に入れました。外から1頭来ていましたが、凌げる気はしました。今年はいい馬に乗せてもらっていますし、この馬も年明け前からここが目標でした。そこで結果を出せたのは良かったです」とレース後の田辺騎手はホッとした表情。
コマノインパルスを管理する菊川正達調教師は「今回はどうしても勝ちたかったので、しっかりと造って馬に気が入っていましたが、ジョッキーがうまくなだめてくれました。しっかり造ったことでカリカリしていましたし、苦しかったと思いますが、差しが決まりづらい馬場状態で強い競馬をしてくれました」と会心の笑顔。「まだまだ伸びしろはあると思います。元々線が細かったですが、ここに来て体重も増えてきましたし、精神面でも伸びてほしいですね。これからもっと強くなる。距離的には弥生賞とかがいいですね」と愛馬の成長に更なる期待を寄せた。
田辺騎手も「今回で3回目の競馬。今がこの馬にとって一番苦しい時期だと思います。精神的にも乗り越えてくれればなと思います」と話したように、クラシックへ向けての賞金確保へ重要な位置付けとなる一戦だったが、デビュー以来最大の負荷をかけ、そのノルマを見事にクリア。キャリア3戦目での京成杯勝利は最少キャリアタイ記録で、1番人気での勝利は、後のダービー馬エイシンフラッシュ以来7年ぶり。縁起のいい勝利を手に、東からまた1頭楽しみなクラシック候補が現れた。
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