【東海S】インカンテーション復活へ手応え「今回は結果を求めたい」

18日、東海S(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、みやこS8着のインカンテーション(牡7、栗東・羽月厩舎)は、助手が跨がってCWコースでの単走追い。先週一杯に追われていることもあり、今週は馬の行く気に任せた調整で6F86.9-69.5-54.6-40.3-13.2秒をマークした。

10カ月ぶりの実戦となった前走は早めの競馬で終い甘くなったが、勝ったアポロケンタッキーからは0.9秒差に踏ん張り、次に繋がるレースは見せた。羽月友彦調教師は「前走後は短期放牧を挟んで、ここへ向けて調整してきました。脚元の心配もないし、坂路、コースで負荷をかけて乗り込んでいます。2週連続でジョッキーで追い切ったし、今週は助手でサラッと。いい動きだったし、前走時とは息遣いが全然、違っていますよ。前走は休み明けで勝ちにいった中で8着。よく頑張っていたと思うし、着狙いだったらもっと上位もあったと思う。使って良くなっているし、今回は結果を求めたい」とトーンはグッと上がってきている。

前走、武蔵野S8着のロンドンタウン(牡4、栗東・牧田厩舎)は、CWコースで助手が跨がり、3歳未勝利のマントンを2秒以上追い掛けてのスタート。コーナーワークで徐々に差を詰めると、直線も素軽いフットワークでパートナーを半馬身交わしたところがゴール。タイムは6F83.5-66.6-51.7-38.2-12.7秒を計時し、久々でもキッチリと仕上がっている。

「先週までにコースで速い追い切りをしっかりかけているからね。今週は併せ馬だけど、馬なりでサラッと。これで十分でしょう。前走は初めての重賞でレコード決着。前半を出していったことで少しハミを噛んでいたけど、そのわりに大崩れしていないからね。距離を延ばして、自分のリズムで走れた時にどんな結果が出せるか。それを見てみたい」と牧田和弥調教師も色気たっぷりだ。