インコースから抜け出したナックビーナスが人気に応えて快勝!…カーバンクルS

ナックビーナス

1月21日(土)、1回中山6日目11RでカーバンクルS(芝1200m)が行なわれ、横山典弘騎手騎乗の1番人気・ナックビーナス(牝4、美浦・杉浦厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:08.5(良)。

2着には3/4馬身差で8番人気・コスモドーム(牡6、美浦・金成厩舎)、3着にはクビ差で11番人気・オウノミチ(牡6、栗東・佐々晶厩舎)が続いて入線した。

ベルルミエールがやや立ち遅れ。その他の各馬はほぼ揃っての飛び出しを見せる。ハナを切っていったのはクリスマス。ナックビーナスは馬群のちょうど真ん中、内目を追走する。テンの3Fが33秒2と一団ながら淀みない流れでレースは進み、直線へ。クリスマスが粘り込みを図るが、ナックビーナスは前が壁。残り200mでスペースが開くと、グイッと反応して一気に先頭に。外からコスモドームらが追い込んできたが、先に抜け出したナックビーナスがそのまま押し切ってオープンクラス3勝目を挙げた。

勝ったナックビーナスは3歳5月の葵Sを勝利するなど、早くから活躍。昨秋のオーロCでは古馬に混じって勝利を挙げており、前走のラピスラズリSでも2着と好走していた。鞍上の横山典弘騎手とはこれまで9戦でコンビを組んでいるが、連対を外したのは重賞のクイーンCのみで、1400m以下ではパーフェクト連対をキープしている。
馬主は小松欣也氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「冠名+美の女神」。

1着 ナックビーナス(杉浦調教師)
「稽古でも抜け出すとフワフワするところがあるので、今日のような形の競馬が合っているかもしれません。折り合いは問題ありませんし、距離は1400くらいまで大丈夫だろうと思います」

2着 コスモドーム(柴田大騎手)
「ゲートは出ませんが、途中からジワッと上がっていけましたし上手に競馬が出来ました。勝ち馬に上手く抜け出されてしまいましたし、仕方ありませんね。能力はあるので、展開ひとつだと思います」

3着 オウノミチ(柴田善騎手)
「直線でもう少し踏ん張れるかと思いましたが、よく頑張っていると思います。もう少しでしたね」

4着 クリスマス(勝浦騎手)
「馬の具合が良かったです。行かなくてもいいかと思っていましたが、スタートが良かったのでそのまま行きました。最後は少し甘くなってしまいました」

5着 ベルルミエール(川島騎手)
「今日はゲートの後ろ扉にモタれるような格好をする悪いクセが出てしまい、前走のようなスタートが切れませんでした。それでも終いは詰めていますし、流れに乗って競馬が出来ればチャンスがあると思います」

カーバンクルSの結果・払戻金はコチラ⇒

  • ナックビーナス
  • (牝4、美浦・杉浦厩舎)
  • 父:ダイワメジャー
  • 母:レディトゥプリーズ
  • 母父:More Than Ready
  • 通算成績:14戦5勝

ナックビーナス
ナックビーナス

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