【ユングフラウ賞】またGアリュール産駒!ステップオブダンスが重賞初V!

2月22日(水)、浦和競馬場で行われた南関東重賞・第9回 ユングフラウ賞(S2)(3歳牝 別定 1着賞金1200万円 ダート1400m)は森泰斗騎手騎乗の4番人気・ステップオブダンス(牝3、大井・藤田輝厩舎)が優勝。勝ちタイムは1.29.4(稍重)。

2着に3/4馬身差で3番人気・アップトゥユー(牝3、川崎・佐々仁厩舎)、3着には1馬身差で10番人気・グラスサファイヤ(牝3、川崎・安池成厩舎)が入った。以上3頭に3月21日(水)に行われる浦和の桜花賞(S1)への優先出走権が与えられる。

なお、昨年の東京2歳優駿牝馬を制し、南関東転入初戦だったピンクドッグウッド(牝3、船橋・稲益貴厩舎)は7着に終わった。

内からスターインパルス、外からアップトゥユーが並びかけて先手をうかがうが内のスターインパルスがハナを主張して向こう正面へ。アップトゥユーは2番手に控え、ステップオブダンス、ゴーフューチャーが好位に付けて馬群は縦長。人気のピンクドッグウッド、シェアハッピーも中団前めのポジション。
逃げるスターインパルスにアップトゥユー、さらにステップオブダンスが並びかけて直線へ。外を回ったステップオブダンスが脚色良く前の2頭をねじ伏せるように先頭に立つと、そのまま一気に押し切った。

勝ったステップオブダンスは昨年11月のデビュー戦を持ったままで大差勝ちするも、その後2戦は3着。前走の桃花賞はユングフラウ賞でも人気を集めた馬たちに先着を許していたが、重賞の舞台で見事に逆転してみせた。
父は先日、急逝したゴールドアリュールで、JRAでもゴールドドリーム(フェブラリーS勝ち)、エピカリス(ヒヤシンスS勝ち)など産駒が活躍。偉大な種牡馬の功績をここでも感じさせる活躍となった。また、同馬は半兄にJRAの毎日杯を制したアイアンルックがいる血統馬。昨年の勝ち馬モダンウーマンに続き、桜花賞も連勝となるか。

馬主は吉田勝己氏、生産者は安平町のノーザンファーム。

  • ステップオブダンス
  • (牝3、大井・藤田輝厩舎)
  • 父:ゴールドアリュール
  • 母:ルカダンス
  • 母父:ヘクタープロテクター
  • 通算成績:4戦2勝
  • 重賞勝利:17年ユングフラウ賞(S2)

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