本日3勝のシュタルケも絶賛！「今日は完璧なレースをしてくれました」

2017/4/8(土) 

【エリザベス女王杯】秋の牝馬頂上決戦は大混戦!? 的中に繋がる勝利の因子を探れ！

提供：重賞攻略LAB

●4月8日(土) 3回中山5日目11R 第35回ニュージーランドT(G2)(芝1600m)

5月7日に行われるNHKマイルCのトライアルレース。確たる軸馬がおらず、混戦となった一戦を制したのは12番人気の伏兵・ジョーストリクトリ(牡3、栗東・清水久厩舎)。直線5頭の激しい攻防を最内から鮮やかに制して見せた。

前半は行きたい馬を行かせて好位のインを確保。スムーズに流れに乗り、3～4コーナーもロスなく立ち回って直線へ。先行各馬も懸命に粘り込みを図る中、パワフルなフットワークで最内を伸び切り、終わってみれば1馬身1/4差を付けてゴール。12番人気の伏兵とは思えない堂々とした勝ちっぷりだ。

「ペースはそれほど速くなかったですし、5、6番手から道中良いリズムで走れました。こういう馬場も合っていたと思いますし、最終コーナーでの手応えも良かったです。良い馬ですし、今日は完璧なレースをしてくれました。次の大舞台に繋がると思います」とレースを振り返るA.シュタルケ騎手は今日3勝の大活躍。前有利の馬場、流れをうまく読んだ鞍上の判断が光った。

ここまで重賞も3度経験して、6、5、6着と大きく崩れていたわけではなかったが、これで胸を張ってG1の舞台へ。父は現役時代にNHKマイルCを勝った新種牡馬のジョーカプチーノで、わずか12頭しかいない産駒の中から親子2代制覇へ挑む孝行息子が現れた。時計面に課題は残すも、父も同様の評価で重賞勝ちの実績がありながらNHKマイルCは10番人気での勝利。本番までの4週間でどれだけの成長を見せてくれるか楽しみだ。