【習志野きらっとスプリント】スアデラ圧巻!6馬身差で重賞初制覇!

スアデラ

7月25日(火)、船橋競馬場で行われた南関東重賞・第7回 習志野きらっとスプリント(S3)(3歳上 別定 地方交流 1着賞金1200万円 ダート1000m)は本田正重騎手騎乗の3番人気・スアデラ(牝4、船橋・佐藤裕厩舎)が優勝。勝ちタイムは59.0(良)。

2着は6馬身差で4番人気・タイセイバンデット(牡6、北海道・田中淳厩舎)、3着には1馬身半差で1番人気・ブルドッグボス(牡5、浦和・小久智厩舎)が続いた。

スタートでブルドッグボスの行き脚がひと息。それを尻目にスアデラは楽にハナへ。フラットライナーズやタイセイバンデットが押して番手につける。他の先行勢が脱落する中、タイセイバンデットがピッタリとスアデラをマークし、4角を回ったが、余裕たっぷりの手応えでスアデラが進出。終わってみれば追い出しを待つほどの余裕をみせたスアデラが楽々と後続を突き放した。JRAからの転入初戦で、1番人気に支持されたブルドッグボスはゴール前で脚を伸ばしたが、3着が精一杯。

勝ったスアデラは母がエーデルワイス賞の勝ち馬。南関東生え抜きで、2015年6月にデビューを飾ると、浦和の桜花賞、東京プリンセス賞、東京ダービーなどにも駒を進めた。今年から短距離路線に矛先を向けると、素質を更に開花させ、3連勝での重賞初制覇となった。馬主は吉田照哉氏、生産者は千歳市の社台ファーム。管理する佐藤裕太調教師は2014年の開業以来の重賞初制覇。ジョッキー時代を含めて、初の重賞タイトルとなった。

【本田正重騎手のコメント】
「(佐藤)裕太さんのところで重賞を勝てたことが嬉しいですね。(後続と)思った以上に離れていましたね。距離に関しては何の不安もなかったですが、自分の中のイメージでは2、3番手。ハナに行くつもりはありませんでした。思っていたよりも速かったので控えることもないかと行ってしまいました。後続の来るのを待つくらい抜群の手応えで、周りを気にしないように気をつけましたよ。

スタートを一度も出遅れたことがないんですよね。スピードがあって、頭が良くて、乗りやすくて、欠点がないですね。重賞を勝てる馬だと思っていたのですが、自分の不甲斐なさでなかなか勝たせてあげられなかったので、勝ててよかったです。(佐藤師の重賞初制覇となったことに)とても光栄ですね。(JDD制覇、400勝達成と自身の活躍には)周りの方々のおかげだと思っています。短距離路線のスターになれるよう、この馬と頑張っていきたいと思います」

【佐藤裕太調教師のコメント】
「本当に胸いっぱいで、ジョッキー時代からも含めて、夢が重賞制覇だったのでスアデラに感謝しております。最初はフラットライナーズがいて、2番手でじっくり攻めていく戦法だったのですが、本田ジョッキーの機転の早さでハナを切って、押し切る強い競馬でした。直線では抜けていましたが、ゴール板を切るまでは『(本田)正重!』と叫んでいました。短期放牧に出したことで、気持ちが落ち着いていましたし、精神的にも肉体的にも万全に挑めたので良い出来でした。次走は未定ですが、短距離路線を視野に短距離のスターして育てていきたいですね。ファンの皆様のご声援のおかげで、騎手時代に獲ることの出来なかった重賞のタイトルをこうして獲ることが出来ました。これからも地方競馬のご声援と、スアデラのご声援をよろしくお願いします」

  • スアデラ
  • (牝4、船橋・佐藤裕厩舎)
  • 父:ゴールドアリュール
  • 母:マサノミネルバ
  • 母父:ラムタラ
  • 通算成績:13戦6勝
  • 重賞勝利:
  • 17年習志野きらっとスプリント(S3)

  • スアデラ
    スアデラ
    スアデラ
    スアデラ

    乗り替わりでジャパンダートダービーを制した本田正重騎手は
    またしても重賞制覇。23日にも通算400勝を達成するなど好調が続いている。

    スアデラ

    騎手時代にも千葉県騎手会会長などを務め、フリオーソなどの調教を手がけた
    佐藤裕太調教師はキャリア初の重賞制覇に

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