【小倉2歳S】完成度高いヴァイザー1200mを歓迎「スピードを生かした方がいい」

Cウッドコースで追い切られたヴァイザー

Cウッドコースで追い切られたヴァイザー

30日、小倉2歳ステークス(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

阪神芝1400mの新馬戦を好時計で勝ち上がったヴァイザー(牡2、栗東・高橋亮厩舎)は、Cウッドコースで助手を背に最終調整。馬なりで4F53.1-38.5-12.1秒をマークし、併せた古馬500万下の馬を1.2秒追走して0.3秒先着した。

前走後はノーザンファームしがらきへ放牧に出され、デビュー戦で420キロだった体重も増えて栗東トレセンに帰厩した。高橋亮調教師は「けさはCウッドを1周。先週までにやってあるし、輸送もあるからね。十分でしょう。もともと完成度が高かったし、小柄な馬体で数字上の変化はどうかも、1度使った分の成長は見込んでいいと思います」と上積みを強調した。

新馬戦は速いペースでも先行できるスピードを見せて快勝。2、3、5着馬はその後の未勝利戦を勝ち上がったように、メンバーレベルも高かった。同調教師は「新潟2歳Sもあったけど、外回りで切れというよりは、スピードを生かした方がいいと思う。前走でも速いペースを楽に追走できたし、1200mも大丈夫でしょう」と手応えを口にした。

小倉2歳Sと同じ小倉芝1200mでデビュー勝ちを飾ったバーニングペスカ(牡2、栗東・松永昌厩舎)は、坂路で4F58.1-41.5-25.9-11.8秒の時計を出した。

松永昌博調教師は「追い切りは全体時計が遅くなりすぎたが、ラストは11秒8であがってきた。動きは良かったね。前走は逃げて勝ってるけど、気持ちの素直な馬だし、控える形になっても対応できると思う」とコメントした。