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【新潟記念】低評価に奮起 タツゴウゲキが重賞2連勝でシリーズ制覇!
2017/9/3(日)
前走の小倉記念を好タイムで制しながら、今回は4番人気だった小倉記念より下の6番人気。その低評価をバネにタツゴウゲキ(牡5、栗東・鮫島厩舎)が番手追走から他の16頭をねじ伏せて重賞2連勝。堂々とサマー2000シリーズのチャンピオンに輝いた。
最内枠から好スタートを切ると、ウインガナドルの出方を見ながらガッチリと2番手をキープ。淡々としたペースでレースは流れ、3~4コーナーでは大きな馬群となって直線での脚比べ。残り600mでウインガナドルを捕まえて先頭に立つと、小倉記念でも見せた持ち味の渋太さで1番人気アストラエンブレムの追い上げを封じトップでゴール。その走りはチャンピオンにふさわしいものだった。
小倉記念はレース当日に突然の乗り替わりだった秋山真一郎騎手だが、この日もベテランらしい落ち着いた手綱捌きでパートナーを連勝に導き、自身は新潟の重賞初制覇。「今まで勝てていなかった新潟の重賞を勝てて嬉しいです。レースはハナに逃げてもいいと思っていたが、番手からの競馬に。道中はずっと手応えが良かったですね。後ろの馬が迫ってきて、頑張ってくれという思いでした。前回も、今回もラッキーが続いてくれましたよ。馬は今後も頑張ってくれると思います」とニッコリ。JRA全10場重賞制覇へ、あとは福島を残すだけとなった。
準オープンの身でサマー2000シリーズを狙いを定めた陣営の決断もお見事。「未勝利でなかなか勝てなかった時から素質を信じてきました。今回はメンバーが揃ってどうかと思いましたが、よく頑張ってくれました。これで楽しみが増えましたね。まずはひと休みさせてあげようと思いますが、このまま成長してくれればG1挑戦も考えたい」と鮫島一歩調教師は大舞台への挑戦も視野に入れたことを明かしたが、全5勝が2000mというこの距離のスペシャリスト。もちろん秋の盾を意識しているはずだ。
タツゴウゲキの鈴木高幸オーナー
鮫島一歩調教師はG1挑戦も視野に
JRA全10場重賞制覇にリーチをかけた秋山真一郎騎手
草刈正雄さん・麻有さん母娘がプレゼンターを務めた
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