【東京ハイジャンプ】王者オジュウチョウサンが剥離骨折明けでも大楽勝!障害重賞7連勝!

石神深一騎手とのコンビで東京ハイジャンプを勝利したオジュウチョウサン

10月15日(日)、4回東京5日目9Rで第19回東京ハイジャンプ(G2)(障3110m)が行なわれ、石神深一騎手騎乗の1番人気・オジュウチョウサン(牡6、美浦・和田郎厩舎)が優勝。勝ちタイムは3:32.5(重)。

2着には大差で2番人気・グッドスカイ(牝4、栗東・松元茂厩舎)、3着には3馬身半差で6番人気・タマモプラネット(牡7、栗東・南井厩舎)が続いて入線した。

最内のタマモプラネットがテンから飛ばして大逃げの態勢。大きく離れた2番手にグッドスカイ、そこからまた間隔が開いてオジュウチョウサンが追走。以下はひと塊で隊列を形成。2周目に入ってもこの形は変わらず、4コーナー付近からオジュウチョウサンが動き出して猛追。直線に入る頃にはタマモプラネットの脚も鈍り、残り300m辺りであっという間に交わされる。最後は終始3番手を追走していたグッドスカイが2着に浮上した。

勝ったオジュウチョウサンの全兄は13年ラジオNIKKEI賞(G3)を勝利したケイアイチョウサン。近親には02年に交流重賞2勝を挙げたアルアラン、オープンクラスまで勝ち上がったパーフェクトジョイやオリオンスターズがいる。
平地競走でのキャリアは僅か2戦で終え、3歳秋に障害入り。転向2戦目に2着ときっかけを掴むとすぐさまオープン戦も勝利。重賞勝利までは間隔が空いたが、その初勝利が16年の中山グランドジャンプ(JG1)。以降は負けなしで、今回、障害重賞7連勝を達成。自身が記録した障害重賞6連勝を1つ伸ばした。
馬主は株式会社チョウサン、生産者は平取町の坂東牧場。馬名の意味由来は「家族名より+冠名」。

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1着 オジュウチョウサン(石神騎手)
「休み明け、外枠という不利な条件でも、想定内ぎりぎりの3番手を取れました。2周目の3コーナーでは、逃げ切られるかと思いましたが、直線に向き、交わせると確信できましたね。のめる場面があり、この馬にしてはめずらしく飛越も完璧ではなかったのに、捕まえにいって離すのでから、ほんと強い。本番(中山大障害)もがんばります」

(和田正一郎調教師)
「ジョッキーはどうだったのかわかりませんが、見ているほうは大丈夫かとドキドキしました。でも、飛越はうまくこなしていましたし、気持ちも乗っていましたから。道悪はこなせますしね。間隔が開き、体調や精神面に不安もありましたが、良い状態で送り出せて良かった。今後も楽しみです。この後は中山大障害に直行します」

2着 グッドスカイ(森一騎手)
「58キロを背負っても、2番手の絶好位を取れました。飛越も前回の東京よりレベルアップしています。勝ち馬が強すきました」

4着 ユウキビバワンダー(佐久間騎手)
「休み明けでしたからね。上位馬は強いみんなが動いたところで行きたかったのですが、それでは脚をなくしてしまう。上位馬は強いです」

5着 アムールスキー(小野寺騎手)
「いいリズムでした。でも、勝負どころで苦しくなりましたね。直線もがんばっているのですが。まだ良くなりますし、東京でも勝負できます」

6着 テイエムオペラドン(中村騎手)
「道中はいい感じでしたが、体が減っていましたから。状態を立て直せば、巻き返せます」

7着 サンレイデューク(難波騎手)
「動けなかったですね。走りの迫力が本物でなく、飛越も力強さを欠きました。攻め不足だったので、次によくなれば」

9着 ホーカーテンペスト(五十嵐騎手)
「馬場を気にしていました。新潟と違い、飛越も不安定でしたよ」

  • オジュウチョウサン
  • (牡6、美浦・和田郎厩舎)
  • 父:ステイゴールド
  • 母:シャドウシルエット
  • 母父:シンボリクリスエス
  • 通算成績:20戦10勝
  • 重賞勝利:
  • 16~17年中山グランドJ(JG1)
  • 17年阪神スプリングJ(JG2)
  • 16年中山大障害(JG1)
  • 16~17年東京ハイジャンプ(JG2)
  • 16年東京ジャンプ(JG3)

東京ハイジャンプを勝利したオジュウチョウサン
東京ハイジャンプを勝利したオジュウチョウサン関係者の口取り

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