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【菊花賞】長期休養明けも重賞2勝の底力を秘めるブレスジャーニー
2017/10/19(木)
ハードな攻めに耐え抜いたブレスジャーニー
18日、菊花賞(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。
●前走、東スポ杯2歳S1着で、11カ月ぶりの復帰戦となるブレスジャーニー(牡3、栗東・佐々晶厩舎)は、中井裕二騎手(レースでは柴田善臣騎手が騎乗予定)を背にCWコースで2歳新馬のマースゴールドを0.6秒追走。直線ではビシッと負荷をかけられて鼻面を併せてゴール。6F84.4-68.3-53.3-39.1-12.5秒で最終調整を終えた。
「いいね。けさもシュッと反応していい走りをしてくれた。息遣いも先週より良くなってる。転厩馬で手探りのところはあるけど、水、日とびっしり負荷をかけてきたし、馬もそれに耐えてくれた。手前もきちんと変えてくるし、センスがいいし、いい馬だよね。現状で100点の状態じゃないかな。オープン特別やG3ぐらいなら楽しみな気持ちになれる。ま、今回はG1だからね。そこがどうかだな(笑)」と佐々木晶三調教師はニッコリ。勝てば皐月賞以来のぶっつけを克服した1987年のサクラスターオーを超える長期休養明けのVとなる。
●前走、セントライト記念9着のクリンチャー(牡3、栗東・宮本厩舎)は、藤岡佑介騎手が手綱をとって坂路へ。先週、CWコースで一杯に追われていることもあり、この日は単走で最後の脚色を計る調整。終始楽な手応えで4F54.8-39.9-25.8-12.8秒でフィニッシュした。
宮本博調教師は「けさはジョッキーの感触で乗ってもらった。動き、時計ともに上々じゃないかな。前走の18キロ増はほとんどが成長分と見ていますが、一度使ったことで馬体にシャープさが出てきてる。押して出していっても引っ掛かるところがない馬だし、3000mの長丁場は合うはず、スローの瞬発力勝負では分が悪いけど、そうならないようにスタミナ勝負に持ち込みたい」と皐月賞で見せた粘りの再現に期待を寄せる。
皐月賞の再現を狙うクリンチャー
●前走、神戸新聞杯7着のマイスタイル(牡3、栗東・昆厩舎)は、四位洋文騎手を背に古馬オープンのマテンロウボスを相手にCWコースで併せ馬。楽な手応えでパートナーを交わすと、そのままグングン差を広げて、7F97.2-81.2-66.7-52.6-39.2-12.8秒のタイムで大きく先着を果たした。
「中間も順調にこれたし、追い切りの動きも良かったね。どの馬にも言えることだろうけど、うちのも使って良くなってますよ。前走はいい位置をとれたけど、〝そこから〟ってところから伸び切れなかった。少し気難しいところがあるし、それが顔をのぞかせたかな。ダービーで4着してるように力はあるはずですから」と昆貢調教師。ダービーは逃げて見せ場たっぷりの4着。展開の鍵を握る注目の1頭だ。
素軽い動きで大きく先着したマイスタイル
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