【マイルCS】サングレーザー距離延長は歓迎!福永「千四では追走に苦労」

福永祐一騎手

サングレーザーについて語る福永騎手

15日、マイルチャンピオンシップ(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

追い切り後、サングレーザー(牡3、栗東・浅見厩舎)に騎乗する福永祐一騎手の一問一答は以下の通り。

【マイルCS】アンカツさんのG1最終結論も公開!総力特集はコチラ⇒

●「こちらの想像を超える成長と結果」

-:サングレーザーに騎乗する福永祐一騎手にお話を伺います。このあと調教と伺っていますが、乗る予定はございますか?

福永祐一騎手:乗ることになりました。

-:昨日(14日)までのサングレーザーの状態は、どんなふうにお聞きになっていますでしょうか?

福:ずいぶん調子が上がってきているみたいですね。

-:4連勝中ですが、ますます上昇というところでしょうか?

福:夏の札幌で初めて乗せてもらって、すごく高いポテンシャルは感じたんですけど、G1のクラスでやれるようになるのは来年以降かな、とは思っていたんです。こちらの想像を超える成長と結果を出してくれていますね。

-:7月末の札幌で初めてコンビを組んで、9月の阪神でコンビを組んだ準オープンの競馬も強かったですね。

福:重賞やG1でやれるなという確信を得られたレースでもありましたね。札幌のときと比べるとコンディションに関してはあまり良くなかったんですけど、その中でも準オープンを3歳馬で強い勝ち方をしたところが、本当に先々の期待を大きく持てるレースだったと思います。

サングレーザー

坂路コースで追い切られたサングレーザー

-:そのあとはスワンSも勝って、一気に重賞ウイナーになったわけですね。

福:前走は自分は乗っていないですけど、見ていて非常にタフな特殊な馬場状態の中でもいい末脚を発揮してG2を勝ちましたので、大したものだなと思いますね。

-:2戦コンビを組んで感じるサングレーザーの良さは、どんなふうに分析されますか?

福:いい瞬発力を持っていますね。1400mでは準オープンのときに追走に苦労するようなところがありましたので、距離に関しては今ならある程度の融通がきくんじゃないかな、という感触はあります。

-:マイルでも大丈夫と?

福:問題ないと思いますね。

●スローよりも流れる展開 内枠が理想

-:陣営の話では2歳時、3歳前半はちょっと折り合い面で苦労する部分があったという話をされていました。それはどんなふうに感じられましたでしょうか?

福:若干、前進気勢の強いところはありますけど、むしろそれはいい部分だとも思いますので、そこをうまく道中リラックスして溜めることができれば、最後の直線でいい末脚を発揮してくれる馬だと思います。今回1ハロン延びますので、いかに道中リラックスして走らせられるか。でも1400mよりいいポジションで競馬できる可能性もありますので、うまく乗れればいいなと思っています。

-:ジョッキーの考えている理想の展開はどうでしょうか?

福:あまり前目で競馬する馬ではないので、スローよりはある程度流れてくれればとは思います。

-:福永さんが自分で指名して枠番を取れるのであれば、何番を取りますか?

福:どうですかね。ペースによっても生きてくる枠、そうでない枠があると思いますけど、先週の傾向から見ても内枠のほうがいいんじゃないかなと思います。

-:札幌で1000万、阪神で準オープンと2連勝してきました。そのあとスワンSを勝ちました。今度はG1で相手も一気に強くなります。

福:まだ3歳ですし、G1ホースもいますから。G1にチャレンジするのは初めてですし、若い馬なので先輩たちに胸を借りて、勢いをぶつけられればと思います。

-:生きのいい3歳馬に跨ってG1に挑戦する意気込みを、あらためてお願いします。

福:そんな簡単なことではないと思いますけど、連勝中で勢いもありますし、高いポテンシャルも感じている馬なので、ここも勢いのまま突破してくれればと期待しています。

この記事をシェアする