【マイルCS】古馬になって初のG1出走グランシルク「京都のコーナーは良い方に働くかと」

マイルCSに向けて追い切りを行うグランシルク

マイルCSに向けて追い切りを行うグランシルク

15日、マイルチャンピオンシップ(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、富士ステークスで9着だったグランシルク(牡5、美浦・戸田厩舎)は、田辺裕信騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.0-52.9-38.9-12.7秒をマークした。

【戸田博文調教師のコメント】
「前走は馬場が悪過ぎましたね。返し馬のときから捌きが良くなかったようですし、参考外の一戦です。ただジョッキーも、最後はあまりムリをしなかったと話していましたし、悪い馬場で走った割りには消耗もなく中間も順調に調整できています。

先週の追い切りでビッシリやっていますし、今週も終い重点で予定通りの追い切りが出来ました。ここにきて馬に実が入って成長してきましたし、水曜日はジョッキーを乗せて併せ馬でやりました。輸送もありますし、これで体も締まって中京記念のときと同じくらいの理想的な馬体重で出走できると思います。輸送自体は何も問題ありませんし、前日に輸送する予定です。

京都のコース形態がどう出るかですが、この馬は意外と仕掛けてからスッと動かないところがあって惰性をつけて上がっていくのが良いタイプなので、京都のコーナーの坂は逆に良い方に働くかと思っています。相手は強いですが、前走以上の状態で臨めますし今回は馬場もそれほど悪くならないと思うので、この馬の競馬が出来ればと思います。メンバーを見ると、G1らしい流れになりそうですし競馬は組み立てやすいかと思います」