【京阪杯】地力付けたビップライブリー「ここも大崩れなく走ってくれる」

スワンSでも見せ場を作ったビップライブリー

スワンSでも見せ場を作ったビップライブリー

22日、京阪杯(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、スワンS4着のビップライブリー(牡4、栗東・清水久厩舎)は、黒岩悠騎手(レースでは大野拓弥騎手が騎乗予定)を背にCWコースで直線強めに追われて6F84.9-67.1-51.9-38.5-12.2秒をマーク。引き続き好ムードを保っている。

清水久詞調教師も「先週にしっかり攻めてあるので、今週はしまいをサッと伸ばす程度で。いい状態をキープしています。前走は重賞の強いメンバーを相手に差のない競馬ができました。距離が短くなる分には不安はありません。ここも大崩れなく走ってくれるでしょう」と期待を寄せる。

前走、スプリンターズS7着のメラグラーナ(牝5、栗東・池添学厩舎)は、大下智騎手(レースではA.シュタルケ騎手が騎乗予定)が手綱をとって坂路へ。終始楽な手応えで終い軽く気合を入れると力強いフットワークで4F53.7-38.2-24.7-12.4秒を叩き出した。

「前走後に放牧を挟んで調整。順調に乗っているし、気も入っているので追い切りは気分よく走らせました。去年のこのレースは雨で参考外。乾いた馬場で走らせてやりたいですね」と池添学調教師は良馬場での巻き返しを目論む。

前走、道頓堀Sを勝ち、目下2連勝でオープン入りを果たしたアットザシーサイド(牝4、栗東・浅見厩舎)は、浅見厩舎流の調整パターンで、19日に古馬準オープンのイーストオブザサンと坂路で併せ馬を行い、終い一杯に追われて4F51.5-37.8-24.9-13.0秒を計時。22日は単走馬なりで4F58.6秒をマークした。

川上調教助手は「前走後は短期放牧を挟んで調整。日曜の動きも良かったし、水曜はさらっと。いつものパターンで変わりなくきています。千二に替えて2連勝していますが、今回は重賞で相手も強くなります。この相手でどこまでやれますか」と言葉は慎重だが、3歳時にはフィリーズR2着、本番の桜花賞でも3着の実績を誇る。ここで大駆けがあっても何ら不思議ではない。