【大阪杯】スワーヴリチャード初戴冠 強気のマクリから堂々と押し切りV!

スワーヴリチャード

4月1日(日)、2回阪神4日目11Rで第62回大阪杯(G1)(芝2000m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の1番人気・スワーヴリチャード(牡4、栗東・庄野厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:58.2(良)。

2着には3/4馬身差で6番人気・ペルシアンナイト(牡4、栗東・池江寿厩舎)、3着には半馬身差で2番人気・アルアイン(牡4、栗東・池江寿厩舎)が続いて入線した。

ヤマカツライデンがハナを切ってゆったりとしたペースを作り、ダンビュライト、ウインブライト、スマートレイアーらが先団を形成。スワーヴリチャードはスタートで少し立ち遅れたが、無理することなく後方2番手を折り合って進む。前半の1000mを迎えるあたりでペースが遅いとみるや、スワーヴリチャードが一気にポジションを上げて先頭へ。そこにトリオンフも取り付いて直線に入る。
残り200mでトリオンフが後退。内からアルアイン、外からペルシアンナイトが懸命に詰め寄ろうとするが、スワーヴリチャードの脚は衰えることなく、ゴール前もうひと伸びして堂々と押し切って見せた。

勝ったスワーヴリチャードは、4つ目の重賞勝利が悲願のG1初制覇。今回は不安が残る右回りや外枠に入ったことが懸念されたが、鞍上・M.デムーロ騎手の大胆なマクリ戦法でサトノダイヤモンドや同世代のペルシアンナイト、アルアインを下して雑音を一蹴。桜が満開の仁川で新時代を担う強い王者が誕生した。
馬主は株式会社NICKS、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+人名より」。

【M.デムーロ騎手のコメント】
「本当に良かったです。すごくいい手応えで、ヨーイドンの時に良い脚を使ってくれて、最後まで伸びました。有馬記念はペースが遅くてずっと外外を回って、今回も外枠だったので、それは嫌でした。スタートはゆっくりで行こうと思ったけど、ペースが遅くなった時には動いていこうと思っていました。直線に行った時にとてもいい手応えだったので、これは負けないと思いましたし、有馬記念の時は手前を替えてませんでしたが、(今回は)ちゃんと手前も替えました。思ったとおりで本当にいい馬。距離はもう少しあってもいいので、次も楽しみです」

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  • スワーヴリチャード
  • (牡4、栗東・庄野厩舎)
  • 父:ハーツクライ
  • 母:ピラミマ
  • 母父:Unbridled’s Song
  • 通算成績:10戦5勝
  • 重賞勝利:
  • 18年大阪杯(G1)
  • 18年金鯱賞(G2)
  • 17年アルゼンチン共和国杯(G2)
  • 17年共同通信杯(G3)

スワーヴリチャード
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