【帝王賞】壮絶な叩き合いを制してルメール&ゴールドドリームが天下統一!

ゴールドドリーム

6月27日(水)、大井競馬場11Rで行われた交流重賞・第41回帝王賞(Jpn1)(4歳上 定量 1着賞金6000万円 ダート2000m)は、C.ルメール騎手騎乗の2番人気・ゴールドドリーム(牡5、栗東・平田厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:04.2(良)。

2着にクビ差で1番人気・ケイティブレイブ(牡5、栗東・杉山厩舎)、3着には1馬身半差で4番人気・サウンドトゥルー(セ8、美浦・高木登厩舎)が続いて入線した。

ゴールドドリームがやや後手を踏むが、二の脚で先行集団に取り付く。ハナを切ったのはテイエムジンソクで、オールブラッシュ、ケイティブレイブと続き、その後ろにグランユニヴェール、リッカルド、ゴールドドリーム、アウォーディーが追走。3コーナーを過ぎてケイティブレイブが仕掛けて直線入口でテイエムジンソクに並びかけて直線へ。
脚色が鈍ったテイエムジンソクをケイティブレイブが満を持して交わして堂々と先頭。連覇へ向けて後続を突き放しにかかるが、最内を突いてゴールドドリームが一完歩ずつ迫り、一進一退の攻防。壮絶な叩き合いはクビ差前へ出たゴールドドリームに軍配が上がった。

勝ったゴールドドリームは、かしわ記念に続く連勝でG1・4勝目。昨年の帝王賞はドバイ遠征からの帰国初戦で見せ馬なく7着と敗れ、3戦して勝鞍のない2000mを不安視する声もあったが、鞍上のC.ルメール騎手が冷静な手綱捌きでロスなく立ち回り、直線は鋭く最内を突き、鮮やかに差し切った。

馬主は吉田勝己氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「金の夢」。

1着 ゴールドドリーム(C.ルメール騎手)
「すごくいい気持ち。この馬でG1を2つも勝てて本当に嬉しいです。スタートの1歩目、2歩目が遅いので、今日は6、7番手になってしまったけど、そこからはリラックスして走ってくれましし、4コーナーからは自分で進んでくれました。直線は戦いでした。2頭でいいファイトを見せてくれました。ゴールまでよく頑張ってくれましたね。今日は多くのお客さんが来てくれて、直線ではファンの応援がよく聞こえました。ゴールドドリームはまたG1を勝てる馬です。また応援よろしくお願いします」

(平田修調教師)
「現役でかなり強い馬であることはわかっているのですが、大井2000メートルは今まで勝ったことがなかったし、ケイティブレイブにも若い頃から地方で勝てていなかった。そういうところもあって、今までのG1勝ちも嬉しかったけど、今日の勝ちは本当に嬉しかったです。前走後は放牧に出して、ここを使うのは予定通り。パドックに入った後も、時間を経るごとに前脚が出て体を柔らかく使えるようになっていたと思います。直線では内から並びかけたけど、ケイティブレイブの強さは身にしみてわかっていたのでね(笑)。よく頑張ってくれました。今日ぐらい大きなことを言ってもいいかなと思うので。これで名実ともに日本一のダート王になれたと思います」

  • ゴールドドリーム
  • (牡5、栗東・平田厩舎)
  • 父:ゴールドアリュール
  • 母:モンヴェール
  • 母父:フレンチデピュティ
  • 通算成績:16戦8勝
  • 重賞勝利:
  • 18年帝王賞(Jpn1)
  • 18年かしわ記念(Jpn1)
  • 17年チャンピオンズC(G1)
  • 17年フェブラリーS(G1)
  • 16年ユニコーンS(G3)

ゴールドドリーム

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