【JBCクラシック】復活へ鞍上も気合「必ず強いノンコノユメが帰ってくる」

ノンコノユメ

JBCクラシックへ向けて調整されるノンコノユメ

31日、JBCクラシック(Jpn1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、南部杯4着のノンコノユメ(セ6、美浦・加藤征厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.3-53.8-39.6-13.6秒をマークした。

【加藤征弘調教師のコメント】
「前走からさほど出走間隔もあいていませんし、今週の追い切りはいつものレース当該週のように馬の気分を害さないような調整をしました。前走は出遅れて4着でしたが、着差以上に出遅れた分の方が多かったかなという印象があります。それがなければまた違ったかもしれませんが、あの馬の力は存分に発揮できたと思います。今回は地方交流戦ですが、JRA所属馬が多数いてペースも流れるでしょうし、この馬向きの流れにはなってくれるのではないかと思っています。

京都はたまたまこれまで適したレースがなかったので使っていませんでしたが、右回りの1900という条件はそれほど問題視することはないでしょう。3歳時に右回りで勝っていますし、そこまで慎重に考えることはないと思っています。ある程度後ろから行くので、枠順はさほどこだわりません。前走の馬体減は競馬場に着いてから競馬までの間にイレ込んだことが原因で、輸送減りやカイ食いが落ちての馬体減ではないので輸送に関してはさほど心配していません。強いメンバーをしっかり捕らえられるように、レース前に気合いを入れておきます」

【内田博幸騎手のコメント】
「先週の1週前追い切りに乗りましたが、元々調教ではそれほど動く馬ではありませんし内容は悪くなかったと思います。併せ馬の形になると耳を絞ったりスピードを緩めたりすることがある馬ですが、そういう面を見せなかったのは良かったと思います。最終追い切りも、乗った人に聞いたらいつも通りの内容だったようですし良かったと思います。前走は馬のテンションが上がっていて、ゲートに入った時点でも馬自身が緊張してなかなかおさまりませんでした。それもあってスタートを出られませんでしたが、それは仕方がないと腹をくくって後半に賭ける競馬をしました。4着でしたが、あの位置から来るんですからやはり力があるなと思いました。

前走は盛岡までの輸送や5時半発走で暗くなっていたこともあってテンションが上がったのではないかと思いますし、今回はそれを経験しての京都ですから馬の精神面ももう少し楽になるのではないかと思います。大井で走っていたり右回りでも強いレースをしていますし、後ろから行く馬なので距離もこのくらいあった方が良いと思います。馬の気分を乗せて、流れに乗りながら最後に良い形で強豪馬に並べるように上手く導いてあげられるかどうかだと思っています。ダートG1を1日に3つやるというのはJRA初なのですごく盛り上がると思いますし、JRAの競馬場で開催することでJBCがもっと世に広がると思います。ノンコノユメには今年最初のG1を勝たせてもらいましたし、必ず強いノンコノユメが帰ってくるという思いで騎乗したいです」

●前走、白山大賞典4着のマイネルバサラ(牡5、美浦・松山将厩舎)は、戸崎圭太騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.5-53.7-40.0-13.0秒をマークした。

【松山将樹調教師のコメント】
「前走は逃げた勝ち馬についていって最後は離されてしまいましたが、4キロの斤量差とこちらはまだ緩さが残っていた影響もあったかと思います。ただこの馬のレースはできたかと思います。レース後のダメージもありませんし、先週今週と戸崎騎手に追い切りに乗ってもらって動きも良かったです。京都コースは流れが速くなりますし、最初のコーナーまで上手く対応できれば良いですね。内で包まれる形になると良くないタイプなので、いつでも動ける位置から競馬ができればと思っています」

マイネルバサラ

JBCクラシックへ向けて調整されるマイネルバサラ