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【新馬チェック】芝2000m戦で勝ち上がった良血ディープ産駒2頭の評価は?
2019/2/24(日)
道中2番手につけ、直線でもしっかり伸びたパラダイスリーフ
パラダイスリーフ(牡3、美浦・木村厩舎) 石橋脩騎手
父:ディープインパクト
母:シルキーラグーン
母父:ブライアンズタイム
レース評価:★★☆☆☆
前半1000m63.1秒という新馬戦らしいスローペースを2、3番手で追走。直線しっかりした脚取りで抜け出し1着。2着ブライティアセルバに迫れたものの、しっかり差はキープしており完勝と言っていいだろう。センスを感じさせるレースぶりであった。
母シルキーラグーンは現役時代、当時まだオープン特別のオーシャンSを連覇するなどしたスプリンター。ただし産駒は距離の持つ馬が多く、本馬の半兄ザイディックメアは東京ダート2100mのブリリアントSで2着。本馬の全兄ゼーヴィントは芝2000mの七夕賞を勝っている。本馬も更に距離が伸びても大丈夫だ。ゼーヴィントも初勝利まで3戦要したように、全体的に晩成型が多い一族。本格化もまだまだ先だろう。ペースが遅かったとはいえ終いのタイムも正直非常にいいとも言えず、この先の成長に期待したい1頭だ。
◆2月24日(日)2回阪神2日目6R 3歳新馬(芝2000m)
アモレッタ(牝3、栗東・藤原英厩舎) 福永騎手
父:ディープインパクト
母:オペラクローク
母父:Cape Cross
レース評価:★★★☆☆
スローペースだった道中は5番手でレースを進め、4コーナーで早めに先頭に並びかけると、しぶとく粘る3着馬を競り落とし、最後は強襲してきた2着馬を抑えて勝ち切った。スローペースとはいえ早めに動いて上がりをまとめた脚力は見どころがある。コーナーワークが上手い点も魅力的だった。
ディープインパクト産駒で母父がダンジグ系の牝馬となるとジェンティルドンナも同様。活躍馬の多い配合パターンだ。いとこの娘に秋華賞馬レッドディザイアがいるように、血統も筋が通っている。近いところに兵庫ジュニアグランプリ2着のオルトグラフがいるように、この距離は使っていくと長くなってきそうな気配はあるが、まだまだ成長する可能性を秘めており、将来が楽しみな牝馬と言える。
早め先頭から押し切ったアモレッタ
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